ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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サルエルパンツ

サルエルパンツ

 最近、町中の女性を見ていると、時々、お尻からモモにかけてダボッとしているようなのですが、すそがキュッと閉まったズボンをはいている人を見かけます。
 ズボンはヘソかヘソの下辺りからはかれ、腰から足にかけてのラインが分かるような感じですが、あくまでもピタッとしているのではなく、なんとなくダボッとしているような余裕があります。
 何かに似ているなあっと思っていつも見ていたのですが、そう!!アラビアンナイトの登場人物がはいてそうなイメージのズボンです。

 


サルエルパンツをはいた店員女性

サルエルパンツをはいた店員女性

 このズボンを取り扱っているお店に行ってみました。
 販売しているお姉さんも紫色のアラビアンナイト風のズボンをはいて、頭にも金色のターバンらしきものを巻いていました。お姉さんは祖父母にはエチオピア人がいるという、アラビアン、アフリカンの匂いのプンプンする壁画に出てくる古代エジプト美人のような雰囲気でした。

 お姉さんはこのズボンをエジプト風だなどといいながら、とても軽くて動きやすく快適なズボンだと大絶賛です。
ハンガーにかけられたズボンはどう見ても足の部分が短く、はくと足が短く見えるような気がします。
 ところが実際はいてみると、足は短く見えません。すぼまったすそは自由に位置を変えられ、くるぶしでもひざの辺りでも止めることができます。またの部分に余裕があるため、履き心地はズボンをはいていないような快適さです。家着としても快適で、お出かけ用にも快適でお洒落な雰囲気です。

 このお店では一枚38レアル(約1900円)で販売されていました。黒と紫のほかに、派手な柄のズボンもあり、よく売れるとのことでした。
 ズボンの名前はサルーとかサルエルと呼ばれています。
 確かに町中でこのズボンをはく女性を時々見かけます。


柄物のサルエルパンツ

柄物のサルエルパンツ




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