ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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「テアトロ・ノス・パルケス」の舞台の一光景

「テアトロ・ノス・パルケス」の舞台の一光景

 ブラジルはサンパウロをはじめ色々な町で演劇が盛んです。学校でも授業の一環で観劇に行くことがしばしばあり、演劇文化が映画感覚で身近にあります。
 2010年9月4日から11月28日まで、サンパウロ市内の公園で「テアトロ・ノス・パルケス(公園での演劇)」というプロジェクトが実施されています。プロジェクトはサンパウロの演劇組合などが実施しており、サンパウロ州やサンパウロ市などが後援しています。
 「テアトロ・ノス・パルケス」は、市内でよく知られる41ヵ所の公共公園で実施されています。期間中の週末、25の劇団が各公園を回り、舞台を展開しています。
 公園の広場に特設ステージが現れ、時間になると劇はスタートします。入場は無料です。


観客に見守られた「テアトロ・ノス・パルケス」の舞台の一光景

観客に見守られた「テアトロ・ノス・パルケス」の舞台の一光景

 今回のテーマは「ピエロ」ということで、全てのグループがピエロの姿に扮した役者が登場するようです。どちらかといえば子供向けの演劇ですが、それ故にあまりポルトガル語が達者でない外国人でも、単純に表現を見ているだけでも楽しめるという気がしました。どのグループを拝見しても、いつもブラジル人の表現の豊かさやアドリブのうまさ、人を惹きつけるパワーには感嘆させられます。


「テアトロ・ノス・パルケス」の舞台の一光景

「テアトロ・ノス・パルケス」の舞台の一光景

 9月18日に観賞したグループは、大人2人と3人の子役で構成されていました。まだ10歳前後の女の子が上手に役を演じる姿に驚きました。
 サーカスをする場面では松明も登場し、本来なら公園で火を燃やして危ない!と注意されそうですが、その辺は演劇ということで…
 これからサンパウロはぽかぽか陽気の日も増えるので、天気のよい週末の午後には、散歩がてら緑の木々に囲まれた公園でピエロの演劇を楽しむのもよさそうです。


「テアトロ・ノス・パルケス」の案内が掲げられた公園

「テアトロ・ノス・パルケス」の案内が掲げられた公園


「テアトロ・ノス・パルケス」の舞台でサーカスをするウサギを演じる女の子

「テアトロ・ノス・パルケス」の舞台でサーカスをするウサギを演じる女の子


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