ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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ペットショップで販売されている犬用のパネトーネ

ペットショップで販売されている犬用のパネトーネ

 ブラジルを代表するクリスマスケーキがパネトーネです。
 パネトーネは10月中ごろから、どこのスーパーマーケットなどでも販売されるようになります。

 パネトーネはもとはイタリアで食べられていた長期保存のできるクリスマスケーキということで知られています。
 19世紀後半から20世紀前半にかけて、イタリア移民が多く暮らすようになったサンパウロやブラジル南部をはじめ、ブラジル全土で、いつの間にかクリスマスのケーキはパネトーネという一つの文化ができてしまっています。

 そして、愛犬用のパネトーネまで登場しています。 
 よく流行っているようなペットショップでは、クリスマス時期、クリスマス用の犬用の衣装と並んで、犬用のパネトーネが季節ものの目玉商品になっています。
 サンパウロ市内の一軒のペットショップでは、店頭に80グラムの犬用のパネトーネが販売されており、1個6.80レアル(約340円)でした。
 犬用のパネトーネは、ドライフルーツやチョコチップの代わりに、細かな肉片などが混ざったものが製造されています。
 人間用にもミニサイズのパネトーネが1個80グラムで販売されており、クリスマスまではドライフルーツ入りで1個3.5レアル(約125円)くらいで販売されています。チョコチップ入りはもう少し高くなっていますが、犬用の方が割高な感じがします。クリスマスが過ぎるとパネトーネは値下がりします。

 パネトーネはどちらかというと自分のために購入するよりは、人にプレゼントするために購入する傾向があります。愛犬たちにも人間と同じクリスマスケーキをということで、犬用パネトーネをプレゼントする人がいるに違いありません。 


ペットショップで販売されている犬用のパネトーネ(80グラム)

ペットショップで販売されている犬用のパネトーネ(80グラム)


人間用のミニサイズ(80グラム)のパネトーネ

人間用のミニサイズ(80グラム)のパネトーネ


近年は、元祖のドライフルーツ入りだけでなく、チョコレート入り、チョコレートでも量が多いものやクリームをつめたもの、他にもコンデンスミルクやゴイアバーダ(グァバを砂糖で煮たお菓子)を錬りこんだものなど、ブラジルのパネトーネはバラエティーが豊かになっています

近年は、元祖のドライフルーツ入りだけでなく、チョコレート入り、チョコレートでも量が多いものやクリームをつめたもの、他にもコンデンスミルクやゴイアバーダ(グァバを砂糖で煮たお菓子)を錬りこんだものなど、ブラジルのパネトーネはバラエティーが豊かになっています



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