ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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仕入れておいてね!と頼んでいましたら、このとおり!

仕入れておいてね!と頼んでいましたら、このとおり!

 「ホーリー」と呼ばれる水や色粉を掛け合うお祭りも終わり、ネパールはすっかり春、というか気温は初夏。日中の日差しは、ジーンズを突き抜けて肌をじりじりと焦がします。


1kg 50ルピー(60円)秤には1パウ(200g)なので12円分)

1kg 50ルピー(60円)秤には1パウ(200g)なので12円分)

 バザールや八百屋にはこの時期ならではの味覚が登場しています。
日本では見たことがありませんが、薄く青みがかったピンク色のものは「コイララ」と呼ばれる樹木の花。

 マメ科ハカマカズラ属で、和名は「フイリソシンカ」といいます。
「オーキッドツリー」とも呼ばれるように、なんとなく蘭にも似た優雅な容姿です。


摘んでしばらく時間がたっていますけれど、エレガントな色形を保っています

摘んでしばらく時間がたっていますけれど、エレガントな色形を保っています

 仄かに芳しい香りを放つ花と蕾をさっと湯通しして、マスタードシードやターメリックなどのスパイスと熱したオイルで和えてお浸し感覚、また茹でたジャガイモと一緒にサラダ風の料理にもなります。

 日本でもふきのとうや菊花、桜などを食べたりしますが、ネパールにも花を食す風流な食文化があるのです。
 「コイララ」には薬効もあるともいわれています。


赤紫でラグビーボールのような形のものがバナナの花

赤紫でラグビーボールのような形のものがバナナの花

 そのほかラグビーボールのような形の大きなバナナの花も刻んで同様にして食べます。
まさかバナナの花が食べられるものだなんてことも知りませんでした。
田舎に行けば道端に自生していて、タダで手に入りますが、カトマンズでは野菜と一緒にお店に並んでいます。

 またこの時期から、ゼンマイかワラビのような野草も出回りはじめます。
春の味覚は期間限定ですよー。



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