スペイン

スペイン:バレンシア

大田 朋子(おおたともこ)

職業…ライター、エッセイスト、講演家

居住都市…ブエノスアイレス(アルゼンチン)
→ケント(イギリス)
→バレンシア(スペイン)

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イギリスは「パブ文化」色々なパブをめぐるのはイギリス滞在時の一つの楽しみでもあります

イギリスは「パブ文化」色々なパブをめぐるのはイギリス滞在時の一つの楽しみでもあります

イギリスに来て気がつくのは、そこが「パブ文化」だということ。
何かしら友人と落ち合おうか、というときには必ずパブで、となる。

イギリスのパブは、私たちがパブという言葉の響きから受け取るお酒を楽しむ場所という以上の意味を持っていて、もちろん、パブらしくビールを始めとするお酒を楽しむ場所でもあるが、私もよくパブにランチを食べに行くように、レストランでありバーであり地元の人たちの憩いの場所、なのだろう。

今まで住んでいたアルゼンチンのブエノスアイレスが「カフェ文化」と呼ばれて朝から晩まで時間帯に関係なく人々は「カフェに行こうか」とコンフェテリア(またはコンフィテリア、いわゆる喫茶店)で憩いをしていたのを思うと、今までのアルゼンチンでの「カフェ」の代わりにイギリスでは「パブ」へ行くようになった、というところだろうか。

ただ注文するものが多少違ってくる。

カフェ(アルゼンチン)でも夕方を過ぎるとビールやワインを注文する人も多いが、昼間ならその場所の通り注文は圧倒的にコーヒーやカフェ・コン・レチェ(ミルクコーヒー)などノンアルコールドリンクが一般的なのに比べて、パブ(イギリス)では昼までも案外ビールなどのアルコール類を注文する人が多いのだ。


すっかりファンになってしまったジンジャービア(Jinger Beer)。アルコールが苦手な人でもパブで楽しめるドリンクです!

すっかりファンになってしまったジンジャービア(Jinger Beer)。アルコールが苦手な人でもパブで楽しめるドリンクです!

昼間にパブに行って、カフェを注文しずらいかなあと思っていた私の強い味方を発見した。それは、ジンジャービア(Jinger Beer)。日本で言うジンジャーエールのルーツらしい。

このジンジャービア(Jinger Beer)、名前やそのボトルからしてビールの一種と当初は思ったが、名前やボトルはカモフラージュ(?)で中身は、ジンジャー(しょうが)と砂糖を発酵させて作られるノンアルコールドリンクだ。

このジンジャービア、イギリスでは各家庭で自家製のものを作る人も多いとのことだが、ショウガの辛みと砂糖の甘みが上手い具合に調和していて、時間帯を問わずおススメである。

ジンジャービアを発見してからは、パブへ行く時間帯をますます選ばなくなってしまった。ショウガの効能で体があったかくなり、血行もよくなって健康にも良いし、などと適当な理由をつけてはパブへ行きジンジャービアを楽しんでいる。

アルコールがニガテだけどパブ文化を堪能したい人に、特におススメ。





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