巷の女性が着ている多彩な骸骨柄のシャツ
2012.09.24 up
骸骨柄のシャツを着るブラジル女性
数ヶ月前から、サンパウロの町中を歩いていると、骸骨柄のシャツを着た女性(時に子供)を見かけることが多くなりました。
デザインは様々です。シャツの前面に大きな骸骨がプリントされたものから、小さな骸骨模様がタンクトップの全面にプリントされたものまであります。
リアリティーに溢れる骸骨というよりは、親しみやすいキャラクター感覚のデザインが多いのが特徴です。スパンコールで骸骨が描かれたものや、骸骨の頭にはリボンがつけられたものなど、女性向けの骸骨柄のデザインであることが多くなっています。目の部分の空洞だけがハートになっている事もあります。
骸骨というと、一瞬、怖いような暗いような、逆に強いようなイメージがあります。そのイメージを逸脱して、ごく普通の女性たちが好んで骸骨柄のシャツを着ていることに驚かされます。
露天で販売されていた骸骨模様のタンクトップ。目はハート型、頭にはリボンが付いている。
「どうして骸骨柄の服を選ぶのですか?」
と骸骨柄の服を着ている人に質問すると、
「好きだから」「かわいいデザインだと思う」
という答えが返ってきます。
関西に暮らす友人に日本でも骸骨柄の服が流行っているかと尋ねたところ、あまり流行っていないと回答されました。ただ、ルシアンペラフィネやビームスといった高級なイメージの洋服ブランドで骸骨柄の服や装飾品が見られるという事で、値段も高く、どちらかといえば男性やモード系の個性的なファッションを好む人向けのファッションイメージが定着しているようです。ブラジル以外のどこかで、女性向けの骸骨柄の服が流行していた、もしくは流行しているのかが気になります。
サンパウロではごく普通の女性たちが好んで骸骨柄の衣服を選んでおり、シャツの値段も安いもので25レアル(約1200円)ほどで購入でき、同じ型のシャツなら骸骨柄の方が安いこともあります。
服のデザインだけには飽き足らず、女性向けの骸骨柄のカバンなども販売されています。他に、服飾品ではありませんが、ファッションから転じたのかはともかく、辛い唐辛子ペーストの瓶にまで骸骨柄のカバーで覆われているのを見かけることがありました。
スパンコールで描かれた骸骨柄のタンクトップを着るブラジル女性
ショーウィンドーに置かれた骸骨柄のカバン
骸骨柄のカバーで覆われた唐辛子ペーストの瓶
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2 - Comments
とーはたより:
2012 年 09 月 26 日 17:55:50
2?3年前、大阪周辺で町で会う人、会う人がドクロファッションだったので驚いたことがあります。
はやってた? たまたま?
日本はファッションが早いからもう下火になっているのかしらん?
そういえば メキシコは 伝統ある ドクロモチーフ文化ですよ。 ドクロのお砂糖菓子もあるし♪
かわいい という感覚が面白いですね。
大浦より:
2012 年 09 月 26 日 20:21:29
>とーはた様
コメントありがとうございます!!おとといもまた、骸骨柄バンダナとTシャツを着ている女の子がいました。やはり女の子に人気のようで、ショッピングセンターにも骸骨柄を販売している店があります。
メキシコには骸骨文化があるのですね!そういえばミイラ博物館もあると聞いた気がします。唐辛子といい骸骨といい、同じラテンアメリカでも、密かにブラジルはメキシコから流れてくる文化があるのやも知れないと勝手に解釈中です。でも、一般的な日本の感覚では、わざわざ好んで骸骨柄の服は選ばないように思えてなりません・・・
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