F1シンガポールグランプリが開催されました
2012.10.06 up
F1・シングテル・シンガポールグランプリ2012
9月21、22、23日、フォーミュラ1シンガポールグランプリが開催されました。シンガポールは2008年以降、F1史上初のナイトレースを慣行してきました。一般道を一時的に封鎖してサーキットに使用する市街地レースということもあり、F1ファンのみならず国内外からたくさんの観客が訪れます。続々と観光スポットが増えるマリーナベイエリアと高層ビルの立ち並ぶ金融街を抜けるコースは見どころ満載で、今年も活況にわきました
ゲートでボディチェックを受けて中へ・・・
今年で5回目の開催となったシンガポールグランプリですが、巷ではF1開催は今年で最後という噂が流れていました。サーキット運営組織とシンガポールの主催側が結ぶ契約が、資金面で折り合わず、交渉が難航していたのです。数か月に渡る交渉の末、契約金1億5000万S$(約96億日本円)のうち、政府が6割を負担するという形で、無事に契約更新に至りました。政府はモナコなどに続き注目度の高いシンガポールのレースは、観光収入も大きく、世界的地位を確立するためにも一役買っているとの見解を示しました。
ほとんどが外国からの観戦客
ファイナルデーにはたくさんの花火を打ち上げ、幕を閉じたシンガポールグランプリ。5年の契約期間を経て、次の更新は2017年です。ユニークなレース内容で話題をさらう一方、高温多湿の気候や一般道という道の悪さ、夜間開催のため照明による照り返しがきついなど、レーサーにとっては過酷なレースを強いられます。また、道の封鎖や夜間の騒音など、近隣住民の不満も軽視ならざるものがあります。しかし、摩天楼の中をF1マシンが滑走する様子は美しく、世界中からリピーターをよぶのも頷けます。賛否両輪あれど、今後とも継続的な開催を願う声は多いでしょう。
レポーター「松下 未来」の最近の記事
「シンガポール」の他の記事
0 - Comments
Add your comments