スペイン

スペイン:バレンシア

大田 朋子(おおたともこ)

職業…ライター、エッセイスト、講演家

居住都市…ブエノスアイレス(アルゼンチン)
→ケント(イギリス)
→バレンシア(スペイン)

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自分の時代と比べると大量の量をこなしている感ありです。

自分の時代と比べると大量の量をこなしている感ありです。

9月に入って新学期が始まりました@スペイン。

私事ながら、息子もこの9月から小学生に入学!ピカピカ(かどうかは置いといて)の一年生の息子を見ていて、自分の子供時代と違うなあと感じることは、なんといっても宿題の量です。

住み始めてから知ったことですが、スペインは(欧州の中でも学力レベルが最下位に近いながらも)宿題が多いことで有名だそうで(どういうことでしょう?)、息子も3歳から宿題を持ち帰る生活が始まり、幼稚園の最終年である年長さんでは毎日宿題が出ていました。

日本での自身の子供のころを振り返っても、親につきっきりで宿題をした覚えなんてないため、「子どもの宿題につきあわなければいけない」ことに始めは戸惑いましたが、よくよく考えると、スペインではまだ一人で宿題ができない低年齢から宿題がでる分(その時は)親の手が必要なだけ、という結論に落ち着きました。


今年の息子も卒園したとはいえ、夏休み中も宿題はたっぷり!また毎日宿題に付き合わないといけない親(わたし)の負担を思い当初はため息をついていたものの、今年に限っては心配は杞憂におわり、低年齢から宿題をしてきたことが功を奏してか、自分で勝手に取り組んで比較的スムーズに終わりました。




宿題に加えて「自主的に取り組みたければ」と数冊ドリルなども渡されます。うちではこれらは落書き帳と化してましたが…!

宿題に加えて「自主的に取り組みたければ」と数冊ドリルなども渡されます。うちではこれらは落書き帳と化してましたが…!

宿題のなかみは、スペイン語、住んでいる場所の現地語であるバレンシア語、英語でそれぞれ書き取りや算数を中心にあり、加えてスペイン語の短いお話がたくさん掲載されている分厚い本を渡され、それを(一応)毎日一話音読することになっていました。


夏休みはルーティーンから離れるからこそできる経験を大切にしてほしいと願うわたしは、決められた宿題をして終わり!でも「もっと宿題を出してほしい」と先生にかけよる保護者も少なくないようで、「自主的に取り組みたい生徒用」に数冊のドリルや絵本も渡されます。


数字の「5」、書き順が違う!

数字の「5」、書き順が違う!

そして息子の宿題を見ていると、算数の計算の仕方や文字の書き方に戸惑う時も…。

例えば、数字の「5」。わたしを始め多くの日本人は「5を2画で書くと思いますが、スペイン流は一文字書き!合理的?……そう考えられるあなたは非常にポジティブです!


みなさんや子どもさんにとっての新学期/新学年のスタートも円滑にすすんでいますように。




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