スペイン

スペイン:バレンシア

大田 朋子(おおたともこ)

職業…ライター、エッセイスト、講演家

居住都市…ブエノスアイレス(アルゼンチン)
→ケント(イギリス)
→バレンシア(スペイン)

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家の隙間すきまにクリスマスカードを置いています

家の隙間すきまにクリスマスカードを置いています

イギリスの年末年始の風物詩といえばクリスマスツリーやクリフ(キリストの生誕を表した人形)、クリスマスカード。「えっ、クリスマスはもう終わっているのに!」と思われるかもしれませんが、イエスキリストの誕生のお祝いに贈り物を持ってかけつけた東方三賢者が到着したといわれる1月6日まではクリスマスデコレーションは外しません。

そのなかでもわが家の場合、年末年始の風物詩といえば「クリスマスカード」です。というのも、たくさん届いたクリスマスカードは吊り下げたり置いたりして家のあちこちに飾られていて…。


カードを紐に吊るす方法はかなり使えます

カードを紐に吊るす方法はかなり使えます

それにしても、イギリスのクリスマスカード送り合戦は半端じゃありません。親戚や友人などからカードが届くことは想定内でしたが、小学2年生の息子のクラスメートやナーサリー(幼稚園)の3歳の娘までクラスメートほぼ全員からクリスマスカードをもらってくるなんて(めんどうくさい!)!

クリスマスカードを送る習慣は、1843年に英国で始まったようで(やっぱり!)当時設立された新しい公共記録事務所(現在の郵便局)の運営を手伝うことになった公務員だったヘンリー・コール氏がカギを握っているようです。「どうしたら普通の人に郵便局がもっと利用されるか」と考えたヘンリー氏は友人でアーティストであったジョン・ホーズリーと一緒にクリスマスカードというアイデアを思いたのだとか。結局最初となるカードをデザインして、1枚1シリングで1000枚ほど売りに出されました。


しょうがないからピアノの上にまで

しょうがないからピアノの上にまで

というわけでなんてことない、始まりは郵便局の商業目的でした。普段は会えない人やこの機会に日頃の感謝をあらわしたいという場合ならともかく、今は「習慣だから」というだけクリスマスカードを郵送することは紙と時間の無駄だと考える人も多く出ていていますが(特に環境問題が取り上げられています)、それでも私から見ればクリスマスカード文化は健在です。

ただ、ある統計によると、イギリス全土でクリスマスカードに消費されたお金は(1英ポンド144円で計算)、2005年には2億7200万ポンド(およそ392億円)、2010年は2億5900万ポンド(約373億円)およそ、2014年は2億ポンド(およそ288億円)ということで、年々クリスマスカード離れが進んでいるよう。


3歳の娘も幼稚園のクラスメートほぼ全員からクリスマスカードを受け取ってきたのにはびっくり

3歳の娘も幼稚園のクラスメートほぼ全員からクリスマスカードを受け取ってきたのにはびっくり

クリスマスカードにかかったお金と時間を考えるとクリスマスが終わったからってすぐに捨てるのはもったいない!年越しにクリスマスカードを飾ったままだなんて日本人のわたしにはお正月の雰囲気を乱されてしまいますが、ここはしょうがありません!



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