フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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 フランスには、宗教と関わりを持った記念日が多く、その祝祭日に合わせて食べる習慣となっているモノが必ずと言っていいほど存在します。それが、時には「なぜこの日にこれを食べるの?!」と、関連付けが非常に難しいものもあります。


色とりどりのろうそくがかわいい。欧州のろうそく店は充実している

色とりどりのろうそくがかわいい。欧州のろうそく店は充実している

 今回は、その一つである2月2日の「ろうそくの日」(La Chandeleur)を紹介します。光で結ばれた異教徒の起源の日とも言われていて、ユダヤ教とキリスト教が混在しているろうそくの光をイメージしたのでしょうか。しばしば忘れられますが、この日は、クリスマスの最後の行事の日なのです。

 そうして、太陽の大きな光をイメージして、この日にクレープを食べ、「光」の存在に祝福し、感謝するようになったのですね。


太陽王ルイ14世が建てたベルサイユ宮殿の庭園でクレープ屋さん発見!

太陽王ルイ14世が建てたベルサイユ宮殿の庭園でクレープ屋さん発見!

 毎年クリスマスからちょうど40日後の2月2日、左手に金貨を握り、右手で1枚目のクレープを上に飛ばし ひっくり返すのが習慣となりました(クレープの日とも言われています)。

 クレープが適切に戻ってきたら、この年はお金に困ることがない!?そうです。今日、金貨を持っている人は少ないので、家族が所有するもっとも重要なコインを片手に、クレープを飛ばすのが通例となっているそうです。


パリ市内のクレープ店。パリジャンは歩きながら食べるのが好き!

パリ市内のクレープ店。パリジャンは歩きながら食べるのが好き!

 皆さんも今年から、ぜひ「クレープ飛ばし」に挑戦してみてください!



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