台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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士林高商の生徒代表によるスピーチ

士林高商の生徒代表によるスピーチ

 両校の生徒代表によるあいさつは、士林高商側が英語と日本語によるものでしたが、英語を担当した生徒がその場にいた先生に「今のスピーチ、どこかおかしいところがありましたか?」と聞いていました。

 先生は、「いつもと同じで、しっかりできていたから、気にしないで」と返答してから、安心した表情を浮かべて教室へ戻っていきました。


富岳館側の学校紹介

富岳館側の学校紹介

 一方の富岳館側は、生徒代表のあいさつ、学校紹介とも中国語でした。事前に練習してきた成果は出ていたようで、用意した原稿の読み上げの際に詰まったり間違えたりすることなく、しっかりできていました。「練習した成果をしっかり出すんだ」という気持ちが強く出ていて、その一生懸命な姿は、髪がくしゃくしゃになるくらい頭をなで回したい気持ちになりました。

 士林高商側の学校と台湾紹介は、全部英語で行いましたが、私は生徒たちの見事な英語に思わず聞き入ってしまいました。


富岳館のソーラン節

富岳館のソーラン節

 両校の出し物では、富岳館がソーラン節で、士林高商がストリートダンスとモダンダンスをそれぞれ披露しました。

 ソーラン節は前に65人出て行った光景が壮観に映ったようで、スマートフォンで撮影する姿があちこちで見られました。


あるクラスの黒板より

あるクラスの黒板より

 歓迎式終了後は、各クラスに移動して昼食を取りながら歓談し、クラス活動に入っていきました。

 様子を見ていると、椅子取りゲームやじゃんけんゲームといった活動に終始していて、以前他校で見たディスカッションや意見交換のようなものは見られませんでした。


最後は先生たちがお見送り

最後は先生たちがお見送り

 クラス活動終了後、中庭に集合してから、バスへ移動となりました。

 集合中は、記念撮影をして交流を深める姿が多く見られました。また、バスへ向かう途中、教室から手を振る生徒もいたり、両校の生徒が抱擁を交わしたりする姿も多く見られました。

 全体を通し、生徒同士のコミュニケーションで英語を使って活発に行っている…という感じではなかったので、最後にお互いに別れを惜しんで記念撮影をしたり、抱擁を交わしたりする姿を見て、驚きました。

 生徒同士、うまく言葉の壁を乗り越えてコミュニケーションを取っていたようで、その秘訣(ひけつ)がどこにあるのだろうか、と思い、さらに追い掛けていこうと感じた今回の交流活動でした。


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