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台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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試運転中の車両

試運転中の車両

 工事が始まってから約4、5年。

 淡海ライトレール緑山線が12月23日に開通式典を行い、翌24日から一般利用が可能になる、と12月19日に発表がありました。運賃は、初乗り20元(約73円)で、最高25元(約92円)。運行時間は6:30~22:00、15分に1本の運行ペースとなります。

 今年に入り、線路が少しずつ完成し、9月に車両の試験運行を行っていたのを見掛けたので、そろそろかな…と思っていましたが、11月に入り、新北市の試乗審査が終わったことで、開通のめどが立ったようです。

 もうすぐ開通ということで、駅や周辺の様子を見てきましたので、以下紹介します。


開発予定の路線

開発予定の路線

 淡水ライトレール緑山線は、MRT紅樹林駅から現在開発が進む崁頂駅までの約7.3キロを結ぶ路線です。将来的には観光スポットの漁人碼頭と淡水老街、淡水の北にある三芝、淡水の対岸にある八里まで路線を延ばす計画があります。


地上駅の淡海沙崙駅

地上駅の淡海沙崙駅

 紅樹林ー淡水行政中心は高架駅、濱海義山ー崁頂は地上駅になっています。

 1枚目の写真は、路上で撮影したものですが、交差点を曲がる際には交通整理のスタッフが周辺に立ち、自動車などが近づかないよう、配慮する様子も見られました。


高架駅の淡水行政中心駅(開通式典の会場です)

高架駅の淡水行政中心駅(開通式典の会場です)

 私個人の見どころとしては、上の写真の淡水行政中心駅から崁頂駅へ向かう間ではないかと思います。現在、この辺りは開発が進んでいて、不動産価格も上昇中。未来の人口増加を意識してか、MRTの淡水駅近くから移転してきた行政および公共機関、建設中のマンション、商業施設などが目立ちはじめています。

 また、淡水地区の開発による大きな変化を感じられるエリアでもあると思うで、観光スポットばかりで飽きた方は、気分転換がてら訪れてみても悪くないように思います。


注目を集めそうな幾米(ジミー・リャオ)デザインのオブジェ

注目を集めそうな幾米(ジミー・リャオ)デザインのオブジェ

 もう一つの見どころは、台湾を代表する絵本作家の幾米のオブジェ。上の写真は、地上駅の淡海沙崙駅にあるものですが、これが各駅に設置されていて、より注目を集めそうです。

 
 次回は、乗り換えで混雑が予想される紅樹林駅の様子を紹介します。


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