台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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会場の様子

会場の様子

 日本でも既に報道されていますが、CPBL(台湾のプロ野球リーグ)のラミゴ(Lamigo)・モンキーズからポステング制度による海外球団の移籍を承認された王柏融(ワン・ポーロン)外野手の北海道日本ハムファイターズ入団会見が、12月19日に台北市内のホテルで行われました。

 王柏融は、2015年6月のドラフト会議でラミゴに1位指名され、入団。同年9月にデビューし、1カ月余りで9本塁打を記録するなど、その活躍が認められ、同年11月のプレミア12のチャイニーズタイペイ代表に急きょ選出されました。

 2016、17年と前人未到の打率4割以上を達成しただけでなく、17年は三冠王になり「台湾球界史上最高打者」と呼ぶにふさわしい活躍を見せました。その去就は、17年時から注目され、CPBLの海外移籍に関する条件の一つである「累計で3年1軍登録される」という規定を満たす今年、さらに盛り上がり、日本とMLBの球団がスカウトを派遣して視察に訪れるまでになっていきました。

 それを受け、ラミゴはファンの関心の高さと本人の希望を尊重し、10月下旬に日本のプロ野球でMLBの球団の移籍時に適用される「ポスティング制度」を導入する形で移籍を認めることを表明。11月初旬から入札を受け付け、11月20日に北海道日本ハムファイターズに30日間の独占交渉権を認め、12月7日に交渉が成立し、19日台北、21日札幌での入団会見の運びとなりました。


会見の席に着き、笑みを浮かべる王柏融(中央)

会見の席に着き、笑みを浮かべる王柏融(中央)

 19日14:30から始まった記者会見には、日本、台湾の200人以上の報道陣、野球関係者が会場を埋めました。

 壇上には、主役である王柏融をはじめ、見送る側のラミゴから劉玠廷社長兼GM、洪一中監督、迎える側の北海道日本ハムからは竹田憲宗代表取締役社長と栗山英樹監督が上がり、会見に臨みました。


ファイターズの選手たちからのビデオメッセージもありました

ファイターズの選手たちからのビデオメッセージもありました

 あいさつの後は、ラミゴの選手からの「送る言葉」と北海道日本ハムの選手からの「応援メッセージ」動画が流されました。

 北海道日本ハムの選手は、中島卓也選手、西川遥輝選手、中田翔選手の順で登場し、いずれも優しい言葉で「君を待っているよ!」という感じのメッセージを残していました。


動画を見つめる王柏融(左)と劉玠廷社長兼GM(右)

動画を見つめる王柏融(左)と劉玠廷社長兼GM(右)

 その時の王柏融の表情は、上の写真のような感じで、別れを惜しむわけでもなく、寂しさを感じるわけでもなく、かといって喜びを見せているわけでもなく、いたって普通の感じでした。


壇上の5人がスピーチ

壇上の5人がスピーチ

 動画を見た後は、壇上の5人が一人ずつスピーチを行いました。

 ラミゴの劉社長は、CPBLの規定に明文化されていないポスティング制度による所属選手の海外球団への移籍が初めて実現したことによる歴史的意義を強調し、今後の選手の移籍のモデルとして生かされることへの期待を寄せている感じでした。

 洪一中監督は、エールを送る一方で、貴重な戦力が去っていくことへの寂しさと、3連覇を狙う来季への不安を少しばかり語っていました。

 北海道日本ハムの武田社長は、北海道を代表して観光PRをしている感じが強く、王柏融効果を期待する発言が出てきていました。

 栗山英樹監督は、動画に出ていた3選手たち同様、優しい言葉と台湾球界最高の選手を迎えられる喜びを中国語の「非常幸福(訳:とても幸せです)」と語るサービスぶりでした。

 最後の王柏融が、自身の喜びと高待遇で自分を迎え入れてくれた北海道日本ハム球団への感謝の言葉を述べ、自分が持つ全ての能力を球団の勝利のためにささげ、プレーしていく決意を述べました。

 つづく。


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