フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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青い地方列車。パリ近郊で

青い地方列車。パリ近郊で

 4月から、SNCF(フランス国鉄)の雇用特権改革法案に反対する労働組合のストライキが始まりました。2日間ストをして、3日間運行というパターンを3カ月間繰り返す、これまでにない大規模なモノです。
RER(高速郊外鉄道)
TER(地方列車)
TGV(高速列車)
 これら全てが、SNCF運営なので、パリ首都圏近郊在住で毎日通勤する友人は、かなり影響を受けることになりました。誰かに怒りをぶつけるわけにもいかず、半ば諦め、対策を考えるしかありませんでした。こんな思いをしている学生や社会人は多数いると思います。彼らもまた、何らかの方法をとって、通い続けなくてはなりません。


地下鉄内案内板。ストのせいで影響する運行状況を随時知らせてくれます

地下鉄内案内板。ストのせいで影響する運行状況を随時知らせてくれます

 私たちは、ストライキのため地獄のような交通渋滞を予想して4月を迎えましたが、今までとは違う…と、誰もが気付き始めました。

 かつての公共交通機関のストの時のように駅でひたすら待機したり、道脇で腕を伸ばしオートストップしたりする必要もなかったのです。スマホでスムーズ、迅速に連絡が取れ、ブラブラカーなどの車のシェアサイトの検索が出先でも可能になり、電車の情報もすぐ手に入り、予測可能になっていたからです。


フランスのブラブラカーwebサイト

フランスのブラブラカーwebサイト

 今回の、大規模かつ長期のストライキは、間違いなく社会に変化を生じさせるキッカケになったように思います。

 ウエブサイトやアプリを使い、情報や要望をリアルタイムで受信発信し、ストでも以前のような混乱が起きないし、公共交通機関がなくても移動が可能であり、在宅勤務ができるのを認識した人も多いのです。雇用形態の多様化はより広がるでしょうし、IT化の良さもより立証されたわけです。

 こうなると、SNCF労働組合は、かつてのように強い影響を及ぼせないわけで、強硬にストを続行する意義があるのか疑問ですね。




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