ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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復活祭前も大人気の魚店ピラジュー。店内には復活祭にちなんだウサギの人形が飾られている

復活祭前も大人気の魚店ピラジュー。店内には復活祭にちなんだウサギの人形が飾られている

 キリスト教の暦で祝祭日が設定されているブラジル。一年の祝祭日のうち、クリスマス、カーニバルと並んで重要なのが復活祭です。

 今年の復活祭は4月1日でしたが、復活祭の前の1週間は聖週間(セマナ・サンタ)と呼ばれ、復活祭の日と合わせて最も魚が食べられる期間です。通常、肉食が好まれる現代のブラジルですが、この日ばかりはブラジル各地で魚屋さんが大にぎわいです。


冷凍保存されさまざまな魚が販売されているピラジュー

冷凍保存されさまざまな魚が販売されているピラジュー

 サンパウロ市は大西洋が近いことや魚を好む日本人やポルトガル人の子孫らも多いことから、比較的新鮮な生魚が入手できる店や青空市があります。しかし、内陸に広大な土地が広がるブラジルでは、海の魚や鮮魚がいつでもどこでも入手しにくいという現実があります。

 500年以上前からインディオは大河に生息する川魚を食ベていた習慣があり、今もブラジルでは川魚が食べられていますが、鮮魚が毎日店頭に並ぶ光景はあまり見掛けられません。

 そのような環境にあって、復活祭の魚料理と言えば、ポルトガルやスペインなどの伝統であり、長期保存のできる干しダラ(バカリャウ)を使用したものでした。

 今もその習慣は続いていますが、鮮魚の入手しにくい内陸部でも、干しダラだけでなく、冷凍保存した魚を取り扱う店の登場によって、以前よりもバラエティー豊かな魚料理が食べられるようになっています。


ピラジューの鮮魚コーナーの一角

ピラジューの鮮魚コーナーの一角

 鮮魚と同時に、圧倒的に多くの冷凍保存した魚を販売しているブラジル内陸部の魚屋さんが、パラナ州マリンガ市にあるピラジュー(Piraju)です。

 マリンガ市は日系人が多いことでもよく知られていますが、1972年に創業したピラジューを経営しているのは、日系人ではないそうです。

 日本食の人気で、刺し身にできるマグロやサーモン、イワシなどの生魚の他、ヒラメやメルルーサ、イカ、エビ、ナマズの一種などの冷凍食品、火を入れるだけで食べられるさまざまなブラジルの魚料理も販売しており、復活祭前もウサギの人形の飾られた店内は大盛況でした。

 清潔感があり、種類が豊富、上手に解凍すればとてもおいしく食べられる冷凍の魚とその料理。海から遠い町が多いブラジルで、魚料理に革命を起こすのは、高品質の冷凍保存した魚屋さんかもしれないと思わせる、マリンガ市で人気の魚屋さんピラジューです。

【ピラジューのサイト】
http://www.peixariapiraju.com.br/inicio


ピラジューで冷凍保存されて販売されるさまざまな魚

ピラジューで冷凍保存されて販売されるさまざまな魚


ピラジューで開いた大きなサバにピザ風にたっぷりとチーズをのせて冷凍保存された魚料理

ピラジューで開いた大きなサバにピザ風にたっぷりとチーズをのせて冷凍保存された魚料理


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