ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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ブラジルの田舎で見られる未完熟のパパイヤ

ブラジルの田舎で見られる未完熟のパパイヤ

 パッションフルーツ、パパイヤ、マンゴー…。他にもバラエティー豊かなトロピカルフルーツが、農産物として生産されるだけでなく自生しているブラジル。

 大都市サンパウロの町中でも、庭にはバナナやパパイヤ、アセロラなどが植えられ、街路樹にはグァバやスターフルーツなどが季節になると果実をたわわに実らせます。

 町を離れ、緑豊かな地域を訪ねると、小鳥の食べた種子がふんとなってどこにともなく土に落とされ、そこから芽が出て、やがて果実も実らせるという自然サイクルを目にすることもしばしばです。


未完熟のパパイヤとその手作りジャム

未完熟のパパイヤとその手作りジャム

 食べ切れないほどの果実を実らせるフルーツの一つがパパイヤです。特に人里離れた肥沃(ひよく)な土地でひっそりと収穫期を迎えるパパイヤの生命力は、町のものを凌駕する雰囲気があります。

 時期になると木の幹に一斉にパパイヤが膨らみ、一度に熟すととても少人数では食べ切れません。腐って土に返っていくのをしぶしぶ見逃すというのももったいないという人の心理も働きます。

 そんなパパイヤを何とかできないだろうかということで、できることの一つが、砂糖菓子を作るということです。


細かくした未完熟のパパイヤ。砂糖で煮詰めてジャムを作る

細かくした未完熟のパパイヤ。砂糖で煮詰めてジャムを作る

 まだ青い状態のパパイヤを細かくして、ただ砂糖で煮詰めてジャムにするというのが最も簡単な調理です。料理好きのブラジルの女性なら手早く作ってしまいます。クローブやシナモンで風味付けされることもあります。スーパーなどでも市販されているおなじみの商品でもあります。

 もう少し凝ったものなら、パパイヤの形を残したまま砂糖漬けにしてしまうようなお菓子も手作りされます。

 パパイヤは熟すとオレンジ色になり、甘く特有の風味がありますが、未熟な段階では特有の臭みも少なく、さっぱりあっさりしたジャムになります。

 未完熟のパパイヤは消化を助けるということで、肉料理などに加えられることもあるといいますが、いずれにしてもブラジルの大自然の中には、人間が食べるのはとても追いつけないような豊かな恵みを与え続ける土地があるのは確かです。


青空市で販売される熟れたパパイヤ

青空市で販売される熟れたパパイヤ


未完熟のパパイヤ

未完熟のパパイヤ


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