メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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5月のモヒガンガ祭りが始まるようになって30年。もともとは住民たちの手作り人形なので形もいびつだったり、壊れてしまっていたり、お世辞にも良い出来栄え、とは言えないものが多い状態でした。

 また、モヒガンガを作製する後継者も少ないことから、この村出身の彫刻家Felipe Olmos氏がその手法を明確にして、若者たちにワークショップを開いて教え始めたのが2003年。毎年のようにフェリペ氏とその奥さまみかさんが製作とワークショップを地道に続け、地域の村々では次第にモヒガンガの数も増え、また質も上がってきたとのことです。

 今ではこの地域の数カ所の町や村で、彼らから造り方を教わった若者たちの手による数十体のモヒガンガたちが出番を待っています。


2人のたたずまいがとても自然に感じられます

2人のたたずまいがとても自然に感じられます

 初めてフェリペさん、ミカさんの工房にお邪魔してモヒガンガと対面したとき、その人形たちの生き生きとした表情に圧倒されました。

 彼らのモヒガンガの代名詞とも言える、メキシコを代表する2人の画家、フリーダ・カーロとディエゴ・リヴェラのカップルが工房の一角にたたずんでおり、今にもしゃべり掛けてきそうな雰囲気。






細部まで真心が感じられます

細部まで真心が感じられます

 ふっくらとしたフリーダの顔は口角が上がり、りんとした目は彼女の意志の強さを表しているよう。ディエゴもリアリティーたっぷりに少し青白いひげ跡やもじゃもじゃの髪。立体的に作られた顔も彩色でさらに立体的になり、ネクタイやピアス、ネックレスと、生きている人間と変わりません。違うのはそのサイズ感。平均して4週間、時にはそれ以上かかって出来上がることに納得がいく丁寧な造り。


愛くるしい動物シリーズ

愛くるしい動物シリーズ

 子どもたちも楽しめるよう、小さいサイズの子ブタちゃんやニワトリ、ドレスを着たおサルさんなどもあり、それら人形の顔全てが何かとても楽しそう。そして、作者のフェリペさんにとてもよく似ています。



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