メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 日本国内を車で旅行すると、高速道路上のSAや郊外の道の駅で様々な楽しいお買い物、お食事が楽しめますよね。

 国土が日本の5倍もあるメキシコには、残念ながらそのような楽しく美味しい場所というのがありません。料金所に併設された、大きなトイレとコンビニとサンドイッチチェーン程度で、しかも通常店舗の3~5割増しの値段です。よほどのことがない限り、こういったお店にお金を落とそうとは思いません。
 でも、お腹は減る。お腹が減ると不安になる。


ビニール袋に入っただけの超シンプルさ

ビニール袋に入っただけの超シンプルさ

 そこで頼りになるのが、ご近所のおばちゃん製タコス。
 
 どこにでもいるわけではありませんが、クーラーボックスを抱えた人を時々料金所付近で見かけることがあります。一般の乗用車はもとより、特に長距離トラックの運転手にどんどん近寄ってクーラーボックスの中身を見せています。
 彼らが売っているのは自家製の温かいタコス。
 一度、あまりの空腹に耐えかねて買ってみて驚きました。
 安い、早い、うまいの三拍子。


このシンプルさがたまらなく美味しい

このシンプルさがたまらなく美味しい

 もう出来上がっているので早いのは当然。
 お値段3つ入って20ペソ。街中のスタンドの値段より1-2割高いのですが、それでも他の高速道路上のお店で買うよりは全然安上がり。
 
 売り手と作り手がしっかり分かれている様子で、おっちゃんからお兄さん、お姉ちゃん、おばちゃんと様々。
 大体が「家でうちの母ちゃん(もしくはばあちゃん)が作ったよ」というタコスは、飾り気や媚びは一切なし、ただトルティーヤにフリホーレス(潰した煮豆)、ひき肉入り茹でじゃがいもなどがそれぞれの家庭の味付けで包まれています。
 ただそれだけ。なのに何だろう、この美味しさ。安心するできたて、「オカンの味」。割とぎっしり中身が詰まっているので、三つ食べれば、成人男性の小腹も満たされて一応は落ち着けます。

 日本で言えば、近所の人が庭で採れた野菜を漬物にしておにぎりにして料金所付近で売っている、感覚。
 むしろそういうご飯の方が美味しい、というのは全世界共通なのかもしれません。




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