寒くて暗い冬に、「アフタヌーンティー」で優雅なひとときを
2019.12.28 up
伝統的な3段のティースタンドには、色々な種類のスイーツやスコーン
年の瀬が迫り、冬の寒さも厳しくなる季節になると、どんより暗く灰色の空が広がる日々が続くことが増えてきます。なかなか太陽や青い空を見られなくなると、街のクリスマスデコレーションがあっても、「今日は寒いし、あまり外に出たくないなぁ」なんて気分にもなりやすくなります。
こうした冬の間に、スイスでも人気があるのが「アフタヌーンティー」。
すべて数口で食べられてしまうサイズですが、量が意外に多く、お腹いっぱいになります
もともと1840年代から始まった英国の貴族の食習慣で、昼食から夜食の間である午後に、社交の場として紅茶をお菓子や軽食と共にいただく――というもの。
現在は、本場英国のみならず日本を含めた世界中で、特に高級ホテルのラウンジなどで、こういったアフタヌーンティーのサービスを楽しめるようになりました。
ケーキのようなサンドイッチ。小さいのでたくさん食べられそう!
日本では、年中アフタヌーンティーを提供しているホテルも多いですが、スイスでは基本的に晩秋から初春といった寒い時季のみ、アフタヌーンティーを行っているようです。
サービス内容により、そしてホテルなどにより値段は様々ですが、高級ホテルが提供していることが多いこともあり、だいたい35スイスフラン~90スイスフラン(約3800円~9900円)と幅があります。
このホテルでは、アフタヌーンティー・ビュッフェのため、スイーツやスコーン、サンドイッチも食べ放題です
ティースタンドに、アート作品のようでカラフルなケーキやスコーン、サンドイッチなどがお茶やコーヒーと共に運ばれてくると、その見た目はもちろん、味も高級ホテルの質なので人気があるのかもしれません。
カップルももちろん見かけますが、年代に関わらず、女性のグループが、座り心地のよいソファーや椅子に深く腰掛け、話に花を咲かせている様子が、端から見ていてとても楽しそうです。
ラウンジは、クリスマスツリーやシャンデリアで豪華な内装
特にクリスマスの時期は、クリスマスツリーや飾りでゴージャス感のある空間となり、ピアノやハープなどの楽器演奏を聴きながら、優雅にアフタヌーンティーの時間を過ごせる場所も。たまに「自分にご褒美」的な機会が欲しい時、ちょっとした“贅沢なひととき”が経験できるアフタヌーンティーも良いな、と思いました。
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