スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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スイスで歯の治療をした時の請求書。治療費、麻酔、詰め物代などの内訳が書かれ、179スイスフラン(約2万500円)かかりました

スイスで歯の治療をした時の請求書。治療費、麻酔、詰め物代などの内訳が書かれ、179スイスフラン(約2万500円)かかりました

 先日スイスの連邦統計局が、国民の歯の健康に関するデータを発表し、歯磨きをしっかりしないスイス人が多い、という結果が出たようです。特に15~34歳の若者層ではその傾向が強く、1日に1回も歯ブラシを使ってちゃんと歯磨きをしないという人が少なくないのだそう。

 小さい頃に、学校や家で歯磨きの大切さをちゃんと学んでいるはずなのですが、思春期ぐらいから歯のブラッシングを怠ってしまうようです。しかもある歯科医の話によると、「虫歯が悪化して初めて歯医者に駆け込んでくる」らしいのですが、抜歯しなければいけないような段階になり、やっと歯医者に来ることになる理由とは一体?

 若者層の患者さんたちいわく「いろいろと忙しく、歯のことをかまっている時間がなかった」だとか(苦笑)。歯磨きなんてしてる時間もないぐらい、アルバイトや学校、ソーシャルライフに忙しい―ということなのでしょう。そうなるとスイス人に限らず、世界の若者層と歯磨きの関係はどこもそんな感じなのかもしれませんね。

 もう一つ、スイスの人たちの多くが歯医者に気軽に行けない理由…。それは保険が効かないから、というのも大きいのだと思います。歯の治療代が毎回高くついてしまうため、ちょっとぐらいの虫歯では行きたくないという心理が働くのかもしれません。もちろん歯医者で使えるプレミアムの保険もスイスにはあるのですが、そうなると当然ながら月々の保険料も大幅にアップしてしまうので、なかなか難しいところです。

 ちなみに私個人の話ですが、昨年グミキャンディを食べている時に、歯の古い詰め物が取れてしまい、スイスの歯医者さんで応急処置をしてもらったことがありました。予約なしで飛び込みで見てもらったので、10分ほどの治療で仮り詰め物をしてもらったのですが、保険が効かないため日本円にして2万円ほどかかりました(泣)。
 
 そんなわけで、いまさらですが歯の健康や普段の歯磨きなどに注意するようになりました。結構普段ないがしろにしてしまいそうな歯なのですが、おいしい物をいつまでもおいしく食べたいですものね(→食い意地が張っている私には死活問題)!






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  • 2 コメント

2 - Comments

宇佐見友彬より:

2017 年 07 月 10 日 05:27:56

小島様

お世話になります。

私、テレビ東京で「世界ナゼそこに?日本人」という番組を担当しております。
テレビ東京 制作局の宇佐見と申します。

現在、スイス御在住の日本人の方を探しておりまして、
もしよろしければ、小島様に少しお話をお聞かせいただけないかと思い、
ご連絡させていただきました。

もし可能であれば、メールアドレスの欄に記載させていただいたアドレスの方に
ご連絡いただければ幸いです。

何卒、よろしくお願い致します。

宇佐見

小島瑞生より:

2017 年 07 月 20 日 03:17:42

宇佐見さま、コメントありがとうございます。メールアドレスは私を含め、一般には公開されないようで、ご連絡できませんでした。申し訳ありません……。

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