ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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川魚料理専門店『ランショ・リオ・ドーセ』の点字メニュー

川魚料理専門店『ランショ・リオ・ドーセ』の点字メニュー

 サンパウロ市内のレストランで時代に先駆けて「点字メニュー」の導入を始めたレストランがあります。ブラジルの醍醐味である南米の川魚料理専門店『ランショ・リオ・ドーセ』での取り組みです。

 同レストランのオーナー、坂口功治さん(71、福岡県出身)は、今から20年以上前に既に点字に対する高い関心がありました。当時のブラジルでは点字タイプなどの技術がまだ一般的ではなく、そんな時に日本から来た知人がその様な技術にも詳しく、とても興味を持ったと言います。


川魚料理専門店『ランショ・リオ・ドーセ』のメニューにあるブラジル料理モケッカ

川魚料理専門店『ランショ・リオ・ドーセ』のメニューにあるブラジル料理モケッカ

 「現在のボウソナーロ大統領の奥さんも障害のある方への活動に熱心に取り組み、自らも手話ができますし、大統領就任式でも手話の人が付き添っていたのが印象的でしたよね。」

 今年に入ってから、メトロの車両で流れされる映像には、アニメの女の子が簡単な手話を教えるような番組が放送され始めた他、高齢者や体に不自由のある人を尊重するように啓発するアニメ映像が流れるようになっています。


川魚料理専門店『ランショ・リオ・ドーセ』の点字メニュー

川魚料理専門店『ランショ・リオ・ドーセ』の点字メニュー

 点字メニューはサンパウロ市内の視覚障害に関する協会『Adeva』が制作しています。目の見える度合いも人によって異なり、字が黒く大きめであれば見える人もいます。その様なことも考慮して、点字メニューは白黒の大きめの字とその上に点字がタイプされたシンプルな印刷になってています。

 「環境問題や社会で立場の弱い人に対してなど、これからはサービス業でもどんなビジネスでも『人に優しい』がキーワード。点字メニューももっと前から取り入れたかったのですが、ブラジルでは技術が身近でなかったため実現が遅れました。視覚障害のある方は決して少なくありません。その様な人もレストランで普通に楽しめるようにもっと社会で点字メニューが広がっていくといいですね。」
と坂口さんは自身のレストラン以外へも点字メニューが広がることに期待を膨らませます。


メトロの車両で流れる高齢者や体に不自由のある人を尊重するように啓発するアニメ映像

メトロの車両で流れる高齢者や体に不自由のある人を尊重するように啓発するアニメ映像


点字メニューを印字する『Adeva』

点字メニューを印字する『Adeva』


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