フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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トレードマークの十字には緑色や赤色がある

トレードマークの十字には緑色や赤色がある

バルセロナを訪れた人は、とにかく、薬局が多いことに気が付くでしょう。
地区にもよるとは思いますが、わが家の窓から外をのぞいても、2軒の薬局の十字マークが見えます。


ゴチック地区の薬局

ゴチック地区の薬局

 旧市街地区には、足を踏み入れるのに少し抵抗がある閉鎖的な雰囲気の狭いドアを入ると、正面のカウンターに薬剤師が待機しているという薬局が点在しています。


Sant PereMésBaix通り52番地にあるPadrell薬局

Sant PereMésBaix通り52番地にあるPadrell薬局

 そんな中、1561年から営まれている驚きの薬局が、当たり前のように周りの地区になじんで存在していました! 

 バルセロナで最も古い薬局「パドレル」。ステンドグラスの窓は楕円(だえん)形で中央のパネルから優雅な曲線をおりなし典型的なモダニストの花であるケシ、ユリ、水仙を装飾した2つの大きなショーウインドーにつながっています。モデルニスモ改革の時期の影響も受けたようです。

 粋な宝石箱のように美しいのですが、ウインドー内は広告がぎっしり、少々にぎやかすぎるのが残念に感じました。


正面入り口上部には1561年の最初の所有者の名前と創設年が表示されている

正面入り口上部には1561年の最初の所有者の名前と創設年が表示されている

 内部には、改革前の一部のバロック家具と盾とバラを表す錬鉄製のランプが保存されています。盾とバラは、サンジョルィをイメージできますね。以前は、予防接種を薬局で受けることが可能だったそうです。きっと、病院のような役目を果たしていたのでしょうね。




近代的な内装建築の薬局は、入り口は広く開放感がある

近代的な内装建築の薬局は、入り口は広く開放感がある

 スペインの薬局は、レアな石けんやリップクリーム、高品質なハーブティーやエッセンシャルオイルなど、お土産品に程よいものが有りますので、ぜひ見学を兼ねて幾つか回ってみるのも楽しいですよ。


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