ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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『Broto de Primavera』のフェイジョアーダ

『Broto de Primavera』のフェイジョアーダ

 サンパウロ市の東洋人街リベルダージにある『Broto de Primavera』は、オープンから10年。ブラジルの国民食フェイジョアーダを食べるため、行列のできるレストランとして知られています。

 フェイジョアーダはフェイジョアーダでも、サンパウロでは密かに信奉者の珍しくないヴィーガン向けのフェイジョアーダを食べられる名店です。


『Broto de Primavera』のフェイジョアーダ

『Broto de Primavera』のフェイジョアーダ

 フェイジョアーダは一般的に、黒豆と塩漬けのカルネ・セッカと呼ばれる牛肉、豚肉、特に豚肉は尻尾や耳までを加え、リンギッサ(腸詰)も入れてこってりと煮込んだ料理として親しまれています。

 この20年くらいで健康志向からフェイジョアーダ・ライトと言われる脂肪分を減らしたものや黒豆と肉類を分けて好きなだけ取るようなブッフェ形式でフェイジョアーダを提供するレストランも増えましたが、健康を追求した結果がヴィーガン向けフェイジョアーダとも言えそうです。


『Broto de Primavera』のフェイジョアーダを食べるお客さん

『Broto de Primavera』のフェイジョアーダを食べるお客さん

 『Broto de Primavera』のファイジョアーダは、フェイジョアーダをフェイジョアーダと位置付けてきた肉類は一切使用しません。

 塩漬け肉の代わりに大豆ミート、腸詰は、亜麻仁やチアシードなどのシリアル類を固めて作ったものを使用しています。

 ご飯が付け合わせられますが、健康と言えば玄米。それにマンジョッカ(キャッサバ)の揚げ物やおなじみのケールの炒め物、ファロッファ、オレンジが添えられます。

 あっさりしていながら普通にフェイジョアーダを食べた感じで、健康で美しくなれると思うと、胃袋の満足感も十分。お替わりは自由です。

 ブラジル料理にはカシャッサ(サトウキビの蒸留酒)で作ったカイピリーニャが付き物ですが、ショウガや唐辛子でピリットさせたノンアルコールのカイピリーニャもサービスされます。

 心なしか同店のフェイジョアーダを食べに来る常連さんは、皆肌もきれいでスタイルもすっきりした印象を受けるのは気のせいでしょうか。


『Broto de Primavera』の前

『Broto de Primavera』の前

 オーナーのアンドレ・カントゥさん(57)は、20年以上前から菜食主義者で、13年前から肉類や乳製品も食べず、衣服も動物由来のものは着用しない徹底したヴィーガンになりました。ヴィーガンの良さを伝えるために10年前に『Broto de Primavera』をオープンし、今では東洋人街を彩るユニークな名店として、新しいブラジル文化普及に貢献しています。

 動物由来の材料を使わないマラクジャ(パッションフルーツ)やチョコレートのムース、ティラミスといったデザートもおいしいと評判で人気があります。


ヴィーガン向けのデザートと食事時間帯は大忙しのオーナーのアンドレさん

ヴィーガン向けのデザートと食事時間帯は大忙しのオーナーのアンドレさん


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