ネパールにあふれるほどあるインド料理店。「インド料理」と一口に言えど、さまざまな地方色があり、食文化の豊かさを感じられます。中でも珍しい存在である東北インドはナガランド料理の店に出掛けてみました。

　ナガランド州の人が経営する「トライバルキッチン」。ナガ族に伝わる伝統料理が出されます。店内は土壁が塗られ、竹細工の天井は村の家屋に招かれた気分。小上がりのお座敷にちゃぶ台スタイルは、昔の日本のお茶の間のようです。
田舎風のアルミのやかんとお皿はかわいらしく、おままごとが始まりそうな予感がします。

　さて、メニューには見慣れない言葉がたくさんあって、味の想像は全くできません。ナガ族の店員さんにおすすめのアドバイスを聞きながら注文しました。

　現地の紫もち米、ヤム芋、タケノコなどを利用、薫製や発酵と手間暇かけた食材でうま味を引き出した滋味ある優しい味わいのおかずが出てきて、あっという間に完食しました。スパイスで辛い料理を警戒していましたが、全く逆のものばかりで驚かされました。

　日本人には懐かしさすら感じられるお料理に大満足！　次回は祭り用の「ナガターリー」にトライしたいと思います。

dzukou tribal kitchen
　カトマンズ市内タメル地区北側からマッラホテル裏手路地に入った通りにあります。

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