フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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ライラックの色の薄紫が、シンボルカラーとされている。

ライラックの色の薄紫が、シンボルカラーとされている。

3月8日午前、友人から「今日デモに参加するでしょ、一緒に行く?」と、訊かれました。
皆さんは「国際女性デー」を、ご存知でしょうか?
女性であれば、当然のごとく権利を主張するべきだというのです。
彼女は、仲の良い旦那さんと素直な4人の子供と暮らし、幸せな生活をしていて、女性権利主張を訴え戦う状況にいるように見えなかったので、私はとても驚きました。
彼女いわく、日々ニュースで会社や家庭で女性・少女への差別や暴力は継続しているのを聞くし、現在社会はまだまだ平等ではないと感じているから、女性として何かしなくてはならないと主張。
友人の中には、仕事を終えてから参加するという人もいますし、
周りの知人は殆ど、何らかの形で参加していました!
以前から感じていましたが、欧州の国民は社会意識が、かなり強いと思います。


路地に書き込まれているシンボルマーク。サン・ジャウマ広場にて撮影。

路地に書き込まれているシンボルマーク。サン・ジャウマ広場にて撮影。

この日、女性権利の向上や、男性から受ける暴力事件に対し抗議する目的で、市内の目抜き通りをデモ行進などが行われました。交通機関も本数が減り、時間帯によっては東京のラッシュアワー時みたいにギューギューでした。
休校になる学校も多いです。
幸いにも、息子の学校は開校しておりましたが、女生徒は顔や手などにシンボルマークやイコールのマークを付け、女教師も午前中2時間仕事をしてはいけないらしく、休講もあり、落ち着かない一日だったそうです。


交通機関・授業などのストライキについて息子の学校からの通知メイル。

交通機関・授業などのストライキについて息子の学校からの通知メイル。

スペイン各地でも、来月の総選挙の争点になっている女性平等を求めてストライキと大規模なデモ行進が行われたそうで、バルセロナから一時間ほど離れた町に住む友人が、町役場に用があったが、「建物に入るだけで1時間かかった」と疲れた様子でした。

この日、学生から年配の方までが、デモに参加、もしくは、働かないだけでなく、お金を使わず、家事もしないで抗議を示している姿に、少し圧倒された私でしたが、強くて頼もしい彼女達が眩しかったです!




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