メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 マイバッグ持参のお買い物姿も、若い世代には新鮮に、昔若かった世代には懐かしく、浸透して来ているようです。

 最近ではそれのさらに上をいく「マイタッパー」持参での買い物をする若い世代も登場。

 スーパーや専門店で買い物をするたびに帰宅してからのゴミの量にうんざりしたサンドラさんは今年から可能な限り「マイタッパー」を持参することにしたそうです。


マイタッパー持参のサンドラさん

マイタッパー持参のサンドラさん

 私自身も同時に今年からできる限りそれをはじめたところ、ゴミの量が激減しました。その場で切り出して量り売りしてくれる精肉店でも、メキシコの食事に多用するサワークリームもマイタッパーに入れてもらい、プラスティックボトルの牛乳も1Lのビニール袋入りに。お肉のトレーがなくなり、クリームのプラカップも、牛乳ボトルもなくなりました。


サワークリーム、お肉、ハムもマイタッパーで。

サワークリーム、お肉、ハムもマイタッパーで。

 もちろん、これを実行するには個人がきちんとそれらのタッパーを清潔に保つ自己努力が必要ですが、それも普段の生活の一部。自分一人がほんの少し気を配ればゴミはかなり減らせる、ということがわかって来ています。

  クリームの場合、市販の蓋つきカップよりも袋の方が空気に触れる面積も少ないことから長期間新鮮に保存できると一石二鳥な嬉しい事実も。
 彼女と話していてもう一つの利点を発見。毎日出かける前に「今日何を買ってくるべきか、何が不要か」を見直すことで無駄な買い物も減り、家計も健康的になることです。

 生まれた時からそこにあった「牛乳ボトル、お肉のトレー、クリームのカップ、レジ袋」。それに疑問を持ち始めた若い世代が率先して、おばあちゃん世代のやっていたことを聞き出して見習って、少しずつ変わって来ているメキシコです。




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