フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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 これから年末にかけてバルセロナのイベリコ豚の生ハムとソーセージ、チョリソなどの専門店はどこも賑わいます。世界的に有名な『イベリコ豚の生ハム』の予約をしておこうかなと思う時期なのです。

 何百年も前から生ハム作りが受け継がれ、熟練した職人、伝統が世界最高峰のイベリコ生ハムを生み出しています。

 今年は、観光客の足が遠のいていて、売り上げは急降下したのと思いきや、確かに予約する客は少し減るかもしれないが、通年通りの安定の売り上げを見込んでいると言うのが、市場の専門店らの意見でした。

 ここでは、老若男女が生ハムの根強いファンなのです。クリスマスは奮発して上等な生ハムを友人や家族にプレゼントします。


最高級品ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ

最高級品ハモン・イベリコ・デ・ベジョータ

 スペイン北西にあるサラマンカ地方のオレイン酸たっぷりのどんぐり(ベジョータ)のみ食べて放牧されながら育ったというイベリア半島在来種の黒豚の生ハム、中でも最高級品ハモン・イベリコ・デ・ベジョータは、さすがに価格(165.00ユーロ/kg)は張ります。(ハモンセラーノの4、5倍)。
出来上がるまでに2~3年かかる為、スペインで作られる生ハムのわずか2%ほどといわれています。

 ちょっと、高価すぎるの思う方は、部位、飼育法によって値段も違うので、自分の予算に合わせて購入できます。


ハモンセラーノを持つアレハンドロ氏。

ハモンセラーノを持つアレハンドロ氏。

 ハモンセラーノと言えば、生産効率のよい白豚で作った生ハム39ユーロ/kg


レセボという飼料を与えて育った豚の生ハム(右側の)79.5ユーロ/kg

レセボという飼料を与えて育った豚の生ハム(右側の)79.5ユーロ/kg

 頼むと快く真空パックにしてくれます。どれも半年ほど保存がきくのでまとめ買いすることも可能です。

 また、豚足一本(原木)は常温で保存できるので、テーブルに出しっぱなしで数カ月かけてゆっくり楽しめます。パレタセラーノ(前足)なら、小ぶりで安価。


 今回取材に応じてくださったパコさん(父)とアレハンドロさん(息子)のお店はとても感じがよく、良心的な価格で多くの顧客が付いています。私が取材した時も、お客さんを待たしてしまったが、そのお客さんが「何でも美味しいから!」と言いながら笑って待っていてくれました。

 是非、機会があれば、ハモンイベリコ&マルシェで買い物を試して見てください。


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