フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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 扇は世界中で昔から使われていましたが、薄い細長い板を重ねて作ったり、丈夫な紙を折り畳んで作り、携帯にとても便利にしたのは、日本人なんですよね。
スペインでは、今やその日本が起源の扇子がメジャーで、暑い夏にはパタパタと使用して暑さをしのぐ人を良く見かけます。

 フラメンコの踊りでも使うので、扇子はスペインのお土産グッツの一つとなっています。


カルロッタさん。バルセロナ市場の露店内で描きながら、店番をしていました。

カルロッタさん。バルセロナ市場の露店内で描きながら、店番をしていました。

 カルロッタさんは、EU圏内で、マヨルカ島同様に、最も人気の観光の島の一つであるイビサ島に住んでいるアーティストだそうです。

 扇子に描いていたので気になり、お話を聞きました。

 スペインの様な暑い気候の国にとって実用品なので、幾つか持っていてもいいものです。

 好みの絵柄に出会うとつい欲しくなるし、プレゼントにも良いです。

 一つ一つ丁寧に描いたハンドメイドの一点ものは、やはり嬉しいですね。

 扇子は、絵を描く部分が大きいのが、時間を費やすので値段は高くなるそうです。1本18~35ユーロ。
*イビサ島は、バルセロナから南に一時間ほどの、地中海の島。


2020年12月25日protocolo.org掲載

2020年12月25日protocolo.org掲載

 ちょうど、扇子についての、おもしろい記事を読みました。

 スペインでは、扇子を使った動きで、色々意味があるそうで、詳しく説明していました。

 動きの違いは微妙でも、意味が正反対だったりします。

 これでは、扇子を持って適当な動きをして、知らずと失礼な行動をとりかねない気がしてきました。


扇子を使った表現の一例

扇子を使った表現の一例

 青色上の絵:前髪を扇子で動かす仕草は、「貴方のことを想う」という意味を示します。

 青色下の絵:顔を覆う仕草は、「貴方のことが好きじゃないわ」という意味

 オレンジ上の絵:扇子のロッドを数えるのは、「あなたと話したい」

 オレンジ下の絵:扇子で物を叩く動作は、焦りを示します。


この小説を授業中に学んでいて、扇子言葉の説明を受けたそうです。

この小説を授業中に学んでいて、扇子言葉の説明を受けたそうです。

 息子の学校のスペイン語の授業でも、扇子を使って会話することが出来ると先生が説明していたというから、スペインでは一部の人のみ知っているというわけでもなさそうです。
 
 勢い良く扇ぐのは、「貴方のこと、熱愛しています!」の意味。

 誰かを見つめながらパタパタ扇子を動かす際は、その覚悟で!(笑)


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