フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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パネトーネ。高さ20cmはある大きいパンで、みんなで切り分けいただく。

パネトーネ。高さ20cmはある大きいパンで、みんなで切り分けいただく。

 日本でクリスマスイヴに食べるのは、生クリーム等のデコレーションケーキですが、スペインでは、パンドーロ と パネトーネと呼ばれる菓子パンを食べる習慣があります。


カタルーニャ広場に在るデパート「コルト・イングレス」にて撮影

カタルーニャ広場に在るデパート「コルト・イングレス」にて撮影

 しかし、ここではクリスマスの日のみ食べると限定されているわけではないようです。

 12月初旬どこのスーパーマーケットでも山積みにされ店先に置かれるので、つい買ってしまい家族みんなでペロリと平らげてしまいます。

 こうして、クリスマス前に何個か食べて、年末が来たのだと味覚でも認識するため!だとか?


日本ではXmasケーキが並ぶ12月、スペインではパネトーネの丸い袋が並びます!

日本ではXmasケーキが並ぶ12月、スペインではパネトーネの丸い袋が並びます!

 パネトーネは、1個22~35ユーロが主流で、マロングラッセ、オレンジ、ドライフルーツ、チョコレート、ピスタチオ、シナモン、ジンジャーなどがブリオッシュっぽい生地にミックスされて作られ、種類が豊富で、好みの味を選べます。


パネトーネよりも高さがあり、ボリューム感が凄い!

パネトーネよりも高さがあり、ボリューム感が凄い!

 パンドーロは18~28ユーロで、パネトーネよりも若干値段が安いです。

 材料の卵の量が多く、切ると黄金色、底面が星形の塔状になっていて、テーブルに置く前に、真っ白い粉砂糖をふりデコレーションします。

 クリスマスパーティ―に招待されたら、手土産にぴったりですよ。食感は、日本のカステラ風です。


クリスマスの25日には、デザートとして食後に食べます。

クリスマスの25日には、デザートとして食後に食べます。

 バルセロナでは、1月6日の公現祭にロスコン・デ・レジェス、復活祭の殻付きゆで卵パン、カタルーニャの日には、カタルーニャ州旗と同デザインのパンなどが販売されています。

 こうして、毎日みんなが口にする「パン」を祝祭日の記念の食べ物とすることで、国民が季節、歴史、時の流れを気軽に感じることができるのも、スペインの食文化の魅力かなと思います。


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