台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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18:00前後のホテル

18:00前後のホテル

 台湾の新型コロナウイルスの感染確認者数は、4月21日時点で425人と低く抑えられている状態にあります。4月14日に新規感染者数が36日ぶりにゼロになり、16、17日には2日連続でゼロでした。

 台北をランドマークホテルとして名前が知られている圓山大飯店では、客室の照明を使い、英語で「ZERO」を灯しました。

 私は、17日に様子を見てきましたが、SNSの写真だけでは分からないことが見えてきました。


少しずつ暗くなり、「ZERO」も分かりやすく

少しずつ暗くなり、「ZERO」も分かりやすく

 18:00前にホテルに到着した時、すでに「ZERO」と点灯されていましたが、8人くらいのスタッフが外から様子を見ていました。

 話を聞いたら、「調整中」ということで、ホテル内にいるスタッフに細かく指示を出しているところでした。

 時間が経ち、空が暗くなるにつれて「ZERO」がはっきり分かるようになり…


人が集まってきました

人が集まってきました

 私と同じ撮影目的の人たちも多く集まってきました。

 ホテルのスタッフは、引き続きその場に留まっていましたが、途中で文字の一部が消えてしまった際には、「〇〇号室の照明が消えているよ! 何があったの? 早くなんとかして!」と指示を出していました。これは、宿泊客が間違って消してしまったものだと分かり、笑いが出ていました。


フェラーリとの共演

フェラーリとの共演

 周りが撮影に夢中になっている間に、気がついたら、フェラーリが2台来て、撮影会になっていました。

 私もその中に混じり、上の写真を撮影しましたが、記念撮影でポーズをとっている人たちもそばにいました。
 


ホテルの中にあったボード

ホテルの中にあったボード

 撮影がひと段落し、今や当たり前になった検温と手の消毒を済ませ、ホテルの中へ入ると、閑散としていました。圓山大飯店は人気が高いホテルで、いつも多くの人で賑わっているのですが、この時はこれまで以上にピアノとサックスの演奏の音が響き割るくらい、人が少なくなっていました。

 来客も少なく、外から見ている限りレストランも空席が目立ち、ヒマを持て余している感じのスタッフの姿も見られました。

 圓山大飯店は、この「ZERO」だけでなく、「SALUTE(敬礼)」、「加油(ガンバレ)」の文字も残していますが、これらは単なるホテルのPR、大衆へのメッセージとしてだけでなく、来客が落ち込んでも毎日一生懸命働いている自分たちへ向けた応援なのかな…と思って見ていました。


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