ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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人種差別反対を掲げるNGOアフリカ・ド・コラソンのメンバー

人種差別反対を掲げるNGOアフリカ・ド・コラソンのメンバー

 米国でのアフリカ系アメリカ人ジョージ・フロイドさんの暴行死に抗議する行動はブラジルでもニュースになりました。フロイドさんの事件の前、サンパウロ市内では5月17日に、難民や移民がコロナウイルスの影響による政府の緊急支援金を受け取ることへの外国人嫌悪が原因で、アンゴラ人男性が殺害される事件がニュースになりました。

 サンパウロでは難民や移民として暮らす世界各国の出身者がいます。ブラジルは法律では人種による差別は禁じられており、表面上は差別のない社会の様に言われることがあります。

 しかし、実際には、アフリカ出身者や黒人、イスラム教徒などと話すと、彼らは日常生活で普通に偏見や差別があると感じながら生活していると言います。


人種差別反対と記された紙

人種差別反対と記された紙

 「人種差別反対!!」
 
 ブラジルや米国での黒人差別を受けて、改めて声をあげているのが、近年、難民や移民としてブラジルに暮らし始めた世界各国出身者を支援するNGOアフリカ・ド・コラソンです。

 現在、アフリカ・ド・コラソンにはアフリカ、中東、中南米を中心に20数カ国以上の出身者がボランティアで働いています。

 同NGOの創設者で代表のジャン・カトゥンバ・ムロンダイさん(41,コンゴ民主共和国のキンシャサ出身)は、
 「6年前に私がブラジルに来た時は、ブラジル人から見て黒人の外国人と言えばハイチ人と言うようなイメージでした。アフリカの様々な国から難民や移民が来ており、もっと身近に知ってもらいたいと言う思いからNGOを設立しました。」
と説明します。


人種差別反対を掲げるNGOアフリカ・ド・コラソンのメンバー

人種差別反対を掲げるNGOアフリカ・ド・コラソンのメンバー

 同NGOは設立以来、難民サッカーW杯が主なイベントとなって年々注目度が高まっていましたが、今年はコロナウイルスによる自粛の影響で開催できません。代わりに生活に困窮する難民や移民へセスタ・バジカ(基本食料品の箱詰め)を配布する活動を月に2、3回行っています。

 6月7日にも5回目のセスタ・バジカの配布を行い、この日も約150箱が20カ国の難民や移民に手渡されました。

 セスタ・バジカの配布日に合わせ、多国籍の難民と移民で構成された同NGOの関係者ならではの説得力ある「人種差別反対!!」。メンバーの年齢は20代後半から40歳前後です。ブラジル発で、彼らの様な存在と活動が今後の差別のない世界へとリードしていくかもしれません。


ブラジル人と協力して活動する多国籍の難民と移民で構成されたNGOアフリカ・ド・コラソンのメンバー

ブラジル人と協力して活動する多国籍の難民と移民で構成されたNGOアフリカ・ド・コラソンのメンバー


ブラジル人と協力して活動する多国籍の難民と移民で構成されたNGOアフリカ・ド・コラソンのメンバー

ブラジル人と協力して活動する多国籍の難民と移民で構成されたNGOアフリカ・ド・コラソンのメンバー


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