蔡英文総統の再選に合わせ、一部変更 総統府の展示 その2
2020.08.01 up
フォトコンテストの入賞作品
総統府建設100周年記念は、事前に行われたフォトコンテストの入賞作品の展示も合わせて行われていました。
ここも、ただの展示で終わらせるのではなく、上の写真の反対側の空間を規則的な模様で彩り、つい長居したくなるよう工夫されていました。模様をバックに、立つだけでなく、座って両手をあげて喜ぶようなポーズをとって撮影していた人たちを見かけました。
蔡英文総統と記念撮影?
今回の模様替えはいくつかありますが、その中でも人気が高かったのは、AR(拡張現実)体験。
緑一色のスタジオのようなところに入り、イスに用意されたボタンを押すと、前にあるモニターの映像が始まります。
映像を見ると、自分を訪問するかのように蔡英文総統が現れ、手を振ってあいさつをするので、それに応えた後、一緒に記念撮影をする格好になります。
これで国賓気分を味わえるようになっています。
私が訪問した時は、時間を決め、整理券を配布するほどの人気ぶりでしたので、体験される場合は、時間に余裕を持って行動できるといいです。
若手アーチストの作品
台湾の若手アーチストによる作品の展示。
「世界に発信したい台湾の魅力」というテーマで創作された作品が展示されていました。上の写真はそのうちの一つですが、他にも色々あるので、来られるようになったときに見ていただければ、と思います。
街中にある台湾文化
もう一つの模様替えは、「街頭で見かける台湾文化」。
街で見かけるあれこれを集めたもので、人目を気にしながら街で撮影しなくても、ここへ来るだけで事足りそうな構成になっていました。
モニターで流れている映像も下記URLのを流していて、「世界への配信」を意識したものになっていました。
https://www.youtube.com/watch?v=Z6Qa27oj5VM
最後は、等身大の蔡英文総統と頼清徳副総統がお迎え
最後は、等身大の蔡英文総統と、新任の頼清徳副総統が記念撮影用に迎えてくれます。昨年、民進党内の総統選挙公認候補者争いを行った二人ですが、今は総統、副総統として今後4年の台湾を支えることになりました。
頼清徳副総統は、4年後の総統選挙の候補者との噂も出ているので、その辺りも意識してこの場を見るのも面白いかもしれません。
繰り返しになりますが、台湾に来られるようになり、総統府に行く機会があれば、若い世代の感性を用いた展示の現代化が進む様子を見ていただければ…と思います。
【参考】
入場について(2020年6月27日時点)
*マスクの着用は義務付け
*入場前に係員に身分証(私は居留証でした)の提示と同時に、マスクを外し顔を見せることを求められる
*入場後、連絡先の記入とサーモグラフィーカメラによる検温は義務付け
*自撮り棒、三脚、傘などは一旦預け、出口で受け取ることになる
*空港同様、警官と金属探知機によ荷物と携帯物の検査がある
レポーター「小川 聖市」の最近の記事
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