ブラジル

ブラジル:サンパウロ

大浦 智子(おおうら ともこ)

職業…フリーランス
居住都市…ブラジル国サンパウロ市

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マンジャール・バイアーノ

マンジャール・バイアーノ

 グァバを使ったお菓子、ブリガデイロ、コンデンスミルクプリン、モザイクゼリー、マラクジャムースなど、今日のブラジルを代表するいくつものお菓子があります。その中の一つが、ココナッツを使ったプリン「マンジャール」です。

 ココを使った数あるお菓子の中で、ポルトガルが起源といわれ、ブラジル北東部に伝わってから、アフロ系の人々によってブラジル向けのレシピにアレンジされたのが「マンジャール・バイアーノ」です。 


マンジャールの材料(写真に牛乳は含まれていない)

マンジャールの材料(写真に牛乳は含まれていない)

 マンジャール・バイアーノの作り方は簡単です。

 基本の材料は、コンデンスミルク350ml、クレメ・デ・レイチ350ml、牛乳1カップ、ココナッツ1カップ(削りたての新鮮なもの)、ココナッツミルク200ml、粉ゼラチン12gです。粉ゼラチンはぬるま湯でふやかしておきます。これらを全てミキサーにかけて1分ほど混ぜ合わせ、型に流し込み、冷蔵庫で冷やし固めます。

 最後にプルーンのシロップ漬けをかけて完成です。プルーンのシロップ漬けはブラジルのスーパーでは缶詰で一般的に販売されているので、それをそのままかけることもできますが、ない場合は、干しプルーンを砂糖で煮詰めて自分で作ることもできます。


材料をミキサーにかけて作るマンジャール

材料をミキサーにかけて作るマンジャール

 ブラジルのレシピではプリンでもケーキでも材料を全部ミキサーにかけて流しこんで焼いたり冷やしたりして完成するのが珍しくありません。マンジャールも同様です。日本で教えられる洋菓子の作り方からすると大胆ですが、大人数で一人が食べる量も多いブラジルだけに、合理的な上、おいしく出来上がります。

 子どもたちは10月まで学校は再開せず、ホームオフィスでの仕事が続く人も少なくないブラジル。毎日のおやつに悩む人たちにとっても、簡単にできるレシピの一つに違いありません。


干しプルーンと砂糖で作るプルーンのシロップ漬け

干しプルーンと砂糖で作るプルーンのシロップ漬け


小分けにしたマンジャール・バイアーノ

小分けにしたマンジャール・バイアーノ


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