フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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 11月1日は、キリスト教の祝日で「諸聖人の日」。家族が集まり、墓地へ訪問し死者が神聖への旅を続けることができるように祈ります。

 日本のお盆の「いとこ」のような祝日でしょうか。

 835年に教皇グレゴリウス4世がこの休日を確立して以来、既知および未知のすべての聖人を称える方法として祝われています。

 昨年はパンデミックのため、教会での行事はありませんでしたが、今年は、教会のミサが開催され、過去1年間に亡くなったすべての人のために祝われました。


バルセロナ市の人気の市場ボケリアの様子

バルセロナ市の人気の市場ボケリアの様子

 この日は、市場に多くの人が来ていました。

 家族、親戚が集まって祝う日なので、いつもよりも大量に買い物をしてくれると、市場で馴染みの肉屋さんのご主人が嬉しそうに言っていました。


ボケリア市場の魚市場の様子

ボケリア市場の魚市場の様子

 前日の10月31日の夜は、周知のハロウィン。
最近、家を丸ごと借りて友達をたくさん集めてハロウィンパーティーをするのが若者の間で人気です。

友人も、一泊300ユーロ(約4万円)で家を丸ごと借りることができて、友達30人集めて、お化けなどの仮装をし、ホラー映画を見たそうです。

 こんな話を聞くと、神聖なカトリックの祝日なのに、、、いいの?っと思ってしまいましたが、

 翌日の諸聖人の日は、意外にも、どちらかというと明るく楽しく家族で過ごす祝日だと教えてくれました。


 どうしてかというと、「キリストの復活により、死による命の破壊はもはや存在しないので、地球上の私たちの生活と私たちの将来の生活の間に、もはや中断はない」からだ そうです。

 とにかく、諸聖人の日は、楽しく祝うということを知りました。

 お国が違うと、お墓参りへの心構えも違うものなのですね。


17世紀から存在する伝統菓子パナイェット

17世紀から存在する伝統菓子パナイェット

 この日カタルーニャ地方では、家族みんなでワイワイと、パナイェットというお菓子を作る家庭が、多いです。

 諸聖人の日に食べる伝統的なカタロニアのデザート『パナイェット』は、レモン風味の粉砂糖、ジャガイモ、アイシングシュガー、卵白、松の実で作られた小さな丸いケーキです。

 最も人気のあるものは松の実でコーティングされ、卵白がトッピングされています。

 モスカテル、ミステラ、ヴィデミサ、ビランシーなどの甘いワインといただくと、とても美味しい。


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