スイス

スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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サラミやソーセージなどを販売する食肉業者も人気

サラミやソーセージなどを販売する食肉業者も人気

 1年に一度、晩秋頃に開催される『スイスサロン(Salon Suisse des Goûts et Terroirs)』が、今年2年ぶりに再開されたので、行ってみました。

 昨年は新型コロナでやむなく中止となったのですが、今年は新型コロナ証明書の提示があれば入場することができました。


会場内には、カウベルで飾られたレストランなどもありました

会場内には、カウベルで飾られたレストランなどもありました

 スイスサロンは、いわゆるスイス版の「物産展」。

 スイス全国からの食材が集結した『スイスの美味しいモノフェア』で、スイスでおなじみのチーズや肉製品、パン、さらに「こんなものまでスイスで生産しているのか」といった、やや珍しいものまで出展されています。

 そのため、美味しそうなものをつまみ食いしながら、スイスの食生活について色々と学ぶことができるので、特に子どもたちへの食育には最適なイベントだと思いました。


食用カタツムリのブース。珍しいからか、多くの人が訪れていました。

食用カタツムリのブース。珍しいからか、多くの人が訪れていました。

 2021年の今年は、約300の出展があり、商品数は6500点。

 開催期間中、4万人近くの人々がスイスサロンへ訪れ、全国から集まった美味しい地場産品を堪能したり、購入したりしていました。

 興味のある食材のブースで、試食ができることも多いですし、生産者から直接話を詳しく聞けるのもあって、なかなか面白かったです。消費者と生産者の距離が近くなるので、色々と勉強になりました。

 食に関する様々なコンクールやワークショップ等もあり、老若男女が楽しめるイベントなので、家族で訪れていた人が多かったようです。レストランやカフェなど食事ができる場所も多くあったのですが、お昼の時間にはどこも満席になっていました。


パン・デピス(スパイス入りの菓子パン)のブースにて。クリスマスの時期に良く食されます。

パン・デピス(スパイス入りの菓子パン)のブースにて。クリスマスの時期に良く食されます。

 一番ワインの出展が多かったように思います。

 あまり世界中に出回っていないスイスワインですが、スイスの多くの州では、自慢の地元産ワインを生産しているので、それを楽しみに来場する人も。朝から色々な地域のワインの試飲に忙しく、ワイングラスを手から離さなさそうな人たちの姿も見かけました(笑)。

 そのほかにも野菜やフルーツ、調味料&スパイス、ハチミツ、地ビール、リキュール、サラミ、ハム…見て回っているだけでお腹いっぱいになりそうな体験でした。

 来年2022年は11月30日~12月4日までの開催予定だそう。ご興味のある方は、スイス観光の際に足を運んでみてはいかがでしょうか。

 それまでに新型コロナが終息していますように!


イベントが開催された会場内

イベントが開催された会場内

【スイスサロン(Salon Suisse des Goûts et Terroirs)】
(2021年11月現在の情報なので、今後予定が変更される可能性もあります)

◆2022年開催日:2022年11月30日(水)~12月4日(日)
◆時間:午前10~午後10時(最終日は午後5時まで)
◆住所: Espace Gruyère, Rue de Vevey 136,1630, Bulle Switzerland
◆入場料:17歳~ 15スイスフラン、16~19歳 9スイスフラン、15歳以下は無料
※午後9時からの入場は5スイスフラン
◆ウェブサイト: https://www.gouts-et-terroirs.ch/fr/ 


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