フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

前の月へ

2024.11

次の月へ
S M T W T F S
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

1月16日より、フランス国内全土において少なくても15日間、午後6時以降の外出が禁止になりました。

既に、1月2日から南仏ニースなど感染状況が深刻な一部地域では発令されていましたが、国全体とは、かなり思い切った措置だと思います。
【午後6時以前に自宅に戻り、一歩も外に出るな!】と、子供ではなく、大人に門限を設けているのですから、前代未聞です。

理由証明書のない外出や旅行は、午後6時から翌午前6時まで禁止されており、繰り返し違反した場合は135ユーロ(約1万7000円)、最大3750ユーロ(約47万円)の罰金が科せられます。制限に従わないと、次のような制裁があります。


パリ市民にこの措置への意見を聞いてみました。

皆さん「この状況なので理解はできるが、、、」と言っていますが、従来のスケジュールの変更を余儀なくされ、「大変だあ!」としか言えない状態です。

仕事帰りに食品の買い出しなどで必然に午後5~6時に人の動きが集中するため、公共交通機関のみならず、食料品店なども密になり危険ですので、これが本当に得策かという声もあります。

全員が同じ規則に従うわけではないことを不公平だと感じた多くのフランス人もいます。


移動理由証明書(英語版)。このほか、通勤用、通学用とある。

移動理由証明書(英語版)。このほか、通勤用、通学用とある。

しかし、英国、ドイツ、スペインなど、周辺諸国すべてがより影響を受けており、厳しい対策下にいます。

フランスでも悪化していることがはっきりとわかっているので、注意しなければならず、現在、完全に閉じ込められた状態でないだけでも、幸せだと理解している人が多いです。

そして政府は、すでに午後6時門限を徹底した地域では、感染率が少なくとも半減されたと説明しました。したがって、フランス人はこのことから、状況を受け入れ、革命を起こすことも、135ユーロのリスクを冒すこともせず、この午後6時門限を受け入れている人が多いとわかりました。


フランスのワクチン接種状況は、現在予約を試みてもビッチリで無理とのこと。
春に改めて予約してみてと言われ、まだまだ この状態は続きそうです。



レポーター「別紙 敦子」の最近の記事

「フランス」の他の記事

  • 643 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives