台湾の年越しドキュメント2021(1)桃園國際棒球場より
2021.01.21 up
ライブ会場の桃園國際棒球場より
大変遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
…と毎年1月1日に花火の写真などをあげ、新年のごあいさつをしていましたが、今年は花火の写真だけでなく、関連する写真もほとんどないので、上げませんでした。
その理由は、五月天(メーデー)の年越しカウントダウンライブの鑑賞に行ってきたから。
五月天は、毎年12月31日には年越しカウントダウンライブを開催しているのですが、チケットはとにかく入手困難。「秒殺」と言っても言い過ぎではない競争率で、時間通りにパソコン画面に向かって待ち構えていても、ずっと歯車が回っている状態。ようやくつながったと思ったら、全席で「売り切れ」の表示。これが「いつものこと」でした。
私は毎年、その画面を苦い思いで見てきたのですが、今回は発売日当日午前で売り切れたものの、クレジットカードの未決済分などを整理した分の座席が午後に再度販売されることになりました。試しに購入サイトにアクセスしてみたら、すんなりアクセスできただけでなく予想以上に残っていたので、そのまま購入に踏み切りました。
外に設けられた案内ボード
購入確定後、指定された日以降にセブン―イレブンで受け取り、晴れてチケットを手に入れることができましたが、困ったことが起きました。
12月22日に新型コロナウイルスの市中感染者が出た(注:4月下旬以降、この日まで市中感染者は出ていませんでした)と発表があり、また当該感染者が買い物などで台北市内を訪れていたことが分かり、注意を呼びかける事態になりました。
このことは五月天のコンサートにも影響を及ぼし、当初12月25、26,27日とクリスマスに合わせて公演を予定していたのが、2週間後の1月8、9、10日に延期と発表がありました。
ほかにも、以前紹介した新北市のクリスマスランドは1月3日までの開催が12月30日で終了、12月31日に台北市の隣の新北市八里で行われる予定だった年越し花火も中止、高雄市の市政100周年記念の関連行事も、12月30日以降に予定されていたプログラムの大部分が中止となるなど、影響は全台湾に及びました。
外に設けられた記念撮影用のボード
そうなると、「12月31日の年越しカウントダウンライブは無事開催するの?」としばらくハラハラドキドキでしたが、前日に主催者から開催決定のメールが届き、ほっと胸をなで下ろしました。ただし、注意書きには、厳格な感染症対策の内容がつづられていました。
それでも、「開始の1時間くらい前に行けば、大丈夫だろう」とたかをくくっていたのですが、今振り返るとこの考えは本当に甘かったように思いました。
入場は時間がかかり、長い列が…
移動は、19時台に台北駅から高鐵(新幹線のこと)を使いましたが、台北駅だけでなく途中の板橋駅も大混雑。見た限り、私と同じ目的とみられる人たちも多く乗車していて、それが台湾高速鉄道(新幹線)の桃園駅だけでなく、桃園MRTの最寄りの桃園體育園區駅まで続いた感じで、駅から出るまでに10分以上かかりました。
そして、どうにか駅を出て、早足で会場へ向かいましたが、入口で詰まっている様子が見られ、入場に時間がかかるのを予感させました。
登録サイトのスクリーンショット
到着後、列に並ぶ前にやるべきことがありました。台湾人が所有している身分証を持っていない私は、QRコードをスキャンして、個人情報の登録サイトにアクセスし、氏名と電話番号はもちろん、メールアドレス、座席番号も入力しないといけませんでした。入力後に居留証と共に係員が確認してから、チケットの半券に確認済みのスタンプを押してもらい、列の最後尾に向かいましたが、なかなか見つからず、そこに着くまでに5分以上かかったような気がしました。
いざ並んでみると、列が全然進んでいるような実感はなく、10分以上並んでいました。並んでいる間は、可能な限り人と人との間の距離を保つ必要があるのですが、開始予定時刻の21時直前になっていたので、早く入場しようと距離を縮めていた気がしました。
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