メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

前の月へ

2024.11

次の月へ
S M T W T F S
     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

 年明け早々1月2日のニュースで、昨年3月にメキシコ国内で初の感染者が見つかって以降、累計100名の下院議員(定員500議席のうち20%)が新型コロナウイルスに感染し、そのうち残念ながら19名が亡くなっていると伝えられました。

 2020年12月中旬、メキシコ南部のオアハカ州選出議員がコロナウイルス感染によって亡くなった。数日後、州議会や行政施設で厳重な感染対策が敷かれているにもかかわらず、これら施設で働いている州政府高官らが忘年会を主催しSNS上でその模様を伝え、そこからまた数名の感染者が出る事態となっています。


いつもの年なら微笑ましい一枚の写真、のはずが、、、。

いつもの年なら微笑ましい一枚の写真、のはずが、、、。

 クリスマスと年末年始は、首都メキシコシティやグアダラハラで外出規制や生活基礎品目以外の商店の営業時間短縮、10人以上のパーティの禁止などの措置がとられていました。一方で、こうして行政、自治体のリーダーたち自らがその規制を無視してパーティを開くといった秩序の乱れがあからさまになっています。

 常日頃、誰かの誕生日やお祝いなどでパーティをすることが大好きなメキシコ人。この時期は特に、地方から一族が訪れてクリスマスや新年を祝うのですが、「家族だから大丈夫」と言う根拠のない自信を基に、マスクをせず挨拶のハグも復活している様子があちこちで見られます。

 実際、私にもパーティの招待はいくつも届いていますし、欠席しても彼らのマスクなしで集っている写真が送られてきます。欠席することに対しては「そうよね、わかるわ」とそれ以上の追求はないのですが、パーティをすることについての危機感は持っていない様子。これでは感染拡大は当然のように思えます。

 潜伏期間を考えると、1月初旬から14日後以降、感染者数は格段に増えるだろうとさらに注意して行動しています。





レポーター「龍崎 節子」の最近の記事

「メキシコ」の他の記事

  • 628 ビュー
  • 0 コメント

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives