バレンタインデーの常識‐3つのプレゼント
2021.02.13 up
2月前半から、店頭にチョコとぬいぐるみ、花束が並ぶ
バレンタインデーは、現在、最も商業化されたカトリック教会の催しの一つです。
そして、スペインはカトリックの色彩が強く、2月14日に自分の愛を表現するのは大切なことと認識されています。
また、男性からも積極的にアプローチするのが、日本と違うところです。
とてもキュートな花束が、バレンタインデー用に販売されていました。
思考を凝らしたサプライズも良いが、無難な定番アイテムに、やはり人気があります。
何といっても、彼女がいたら、デートに誘い、以下の3つの贈り物を渡すのが お決まりとか。。
1.クマのぬいぐるみ
2.バラの花束(相手の好きな花が特定出来たらそれでも良し)
3.特別な美味しいチョコレート
もし忘れたら、相手はキレて、振られるリスクがあるそうです。
こうして、長年付き合っている人は、毎年可愛いクマのぬいぐるみが増えていきます。
じゃあ、別れた時は?と、訊いてみると、当然ぬいぐるみたちは捨てられるか、切り刻みになるというから、怖い。
バレンタインデーの贈り物「ぬいぐるみ」は、必ず クマ。
クマの可愛いぬいぐるみを見つけたので、2月14日のために買っておいたと教えてくれた友人がいます。
いわゆる、クマのぬいぐるみは、一年中 常にチェックされ、需要が高いアイテムなのだと知りました。
ついでに、スペインのカップルの間で あと一つ忘れてはならない日をお教えします。それは、交際しようと決めた日!
スペインでは、バレンタインの日と交際開始日を忘れると、大変な目に遭うそうです。
恋人ができたら、「相手への思いやり」がどこの国でも大切ということでしょうか。
ハッピー バレンタイン デー!
(メモI)どうしてバレンタインデーが祝われるようになったのか?
3世紀頃ローマ帝国クラウディウス2世皇帝は、妻と子供がいない独身男性は絆が少ないので、より良い兵士になると信じ、若者の結婚を禁止することを決めました。
当時のローマの司祭バレンタインは、法令が不当であると考え、密かに結婚を祝ったので、恋人たちの守護聖人になります。
彼の不従順が発見されたとき、皇帝は彼を投獄し、270年2月14日、バレンタインを処刑。なんと、この日は処刑された悲しい日だったのですね。
2月14日を公式のバレンタインデーに指定したのは、494年の教皇ゲラシウス1世。
休日は伝統的な典礼暦に含まれ、その後15世紀の間カトリック教会で祝われました。
しかし、1969年、なぜか第2バチカン公会議はこの休日をカレンダーから削除。しかし、遅すぎました。
バレンタインデーは、愛を祝うものとして、既に、多くの地域社会に根付いていたのです!こうして、聖バレンタインは、世界で最も有名な聖人の一人になりました。
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