フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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道路塗装で強調され、歩道だと表示。色やデザインがカワイイですね

道路塗装で強調され、歩道だと表示。色やデザインがカワイイですね

 バルセロナの街中を歩いていたら、大胆な歩道を見つけました。従来の歩道に、横の車両通行帯を犠牲にして 大幅に拡大されています。

 場所は、カタルーニャ広場に通じる4車線の車の交通が激しい通りです。

 空港バスの発着地点でもある街の中心部で、ほとんどの旅行者は、このカタルーニャ広場に着きます。

 もちろん、商業施設が集中したゾーンでもあり、買い物をする市民も行き交うので、観光客が少ない最近でも、にぎやかな場所です。


撮影21年4月13日

撮影21年4月13日

 バルセロナは、コロナウイルスのパンデミックに必要な安全距離を維持するために、車を犠牲にして歩行者と自転車のためのより多くのスペースを提供することにしたのです。

 また、都市間バスの発着地点として集中していた近くのバルセロナ大学の歩道も拡張するために、車の2車線を廃止し、都市間バスの発着場所は、街の数か所に散りばめることになりました。(停車地の60% 情報提供20minutos.es )

 毎日400本が運行されていたのですから、まるで都市間バスターミナルみたいでしたね。近所の住民が、長年不平を言っていたそうで、バス停の分散を喜んでいることでしょう。


バルセロナ大学前の幾つもの通りが交わる場所 撮影20年6月

バルセロナ大学前の幾つもの通りが交わる場所 撮影20年6月

 やっと市議会は、去年の末に、「偽装バスステーション」を撤去することに合意したのです。

 歩道の混雑解消、騒音・汚染レベルの減少、および耐えてきた住民の安堵…
この話が急に進んだのも、少なからずパンデミックの影響だと言えますね。

 世界的に活躍する建築家を輩出してきた歴史のあるカタルーニャ工科大学があるバルセロナ、今後のアーバニズムに期待したい。




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