ネパール

ネパール:カトマンズ

うえの ともこ

職業…ライター、旅行会社勤務
居住都市…カトマンズ市(ネパール連邦民主共和国)
ナマステ!
ヒマラヤ山脈の麓、摩訶不思議な国にて、てんやわんやの愉快な生活を送っています。
こんなことからあんなことまで主婦的目線でリポートします。

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病室も足りず患者が溢れかえっている医療現場

病室も足りず患者が溢れかえっている医療現場

 5月10日より当地ネパールは、インド、パキスタン とともに日本政府によって感染症危険情報レベル3対象国とされました。当地からの日本人以外の入国は禁止、渡航中止勧告が出されています。

 事実当地医療が逼迫し、病室や医薬品の価格は跳ね上がり、酸素や人工呼吸器不足が深刻です。私の身内もコロナ陽性から肺炎を発症、家族で医薬品やICUの空きを探し回ったりした末、心臓発作で命を落とし、遺体は国軍預けになり即日荼毘に付されました。


出国の手引き なかなか煩雑。。。

出国の手引き なかなか煩雑。。。

 世界各国から緊急援助の医療支援物資が届けられていますが、継続して非常に厳しい局面と実感しています。ロックダウンによる経済的疲弊も深刻で、ネパール政府が困窮した国民を支援や保護を一切せずに、身勝手な政治ゲームだけを繰り広げることに怒りと呆れる声が聞かれます。


スマホにこんな広告が出てきますが、家族4名分っていくら?

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 ネパール政府は定期航空便を差し止めていますので、出国は数少ない臨時チャーター便だけという状態です。

 日本行きの出国希望者がチャーター機運行の最低人数に満たないため、日本人が帰国する現在の手段としては、欧米勢が大半を占める西に向きの中東経由の便で、PCR検査の制限時間以内に接続する乗り継ぎ便の確保が出来れば、という条件です。

 さらに帰国後の隔離ホテル代やスマホで位置情報を知らせる通信環境を整っていないといけなとなると、試算することも諦めてしまいますね。


かなり八方塞がりなこの危機的状況を乗り越えられるかどうか、じっと祈るしかありません。



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