ヨーロッパでは、藻類を文化的に消費する国はアイルランドとフランス北部のいくつかの地域くらいです。

　すでに、レストランで海藻を試したことがあるが、買い物かごに入れることは一度も無いという人が大半です。

　そうです！　スペインの食用海藻は、その興味深い栄養特性にもかかわらず、
みんなの台所の材料とされていなかったのです。

　私にとって、アジア食品店か大型チェーンストアで購入するのが当たり前だった「お味噌汁の具」が、現在、近所のスーパーで手に入るようになってきたのは、本当に最近です。

　その上、乾燥ワカメや海苔の単品だけではなく、外国人でも簡単に食べられるように、他の具と混ぜてご飯の具セット、味噌スープセットとして、工夫して販売しているのです。

　お店によりますが、バラエティに富んだ品揃えで、見ているだけでも　かなり楽しめます。

　欧州の人は、「日本食は好きだけど、実は、、海藻類は嫌い」と言う人が多かったのです。

　「海苔なら寿司についてるし、食べられる」と言うくらいです。

　確かに「海苔」は、そのマイルドな風味と料理の多様性により、先入観なしに消費されるようになりました。

　これは、スーパーで見つけた味海苔風スナック。

　ポテトチップスなどのスナック系の棚に一緒に並んでいました。パリッとしていて、とても美味しいです。

　やっと受け入れられるようになった海藻ですが、「ひじき」は、その見た目で、かなり不人気です。見た目では決めたりしないという外人でも、試食後、匂い等がダメで、やはり好きになれないという意見がありました。

とにかく、欧州在住日本人にとって、便利に食材を調達できるようになってきて　嬉しい限りです。

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