フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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バルセロナ市に2店舗あるうちの一つ、ライエタナ通りのMINISO「名創優品」店

バルセロナ市に2店舗あるうちの一つ、ライエタナ通りのMINISO「名創優品」店

皆さんは、「MINISO」というショップをご存じでしょうか。

スペインでは昨年末、首都マドリッド店を超す、堂々の400平方メートル
のMINISOバルセロナ店がオープンしました。

競争率が激しい市内一等地で広い場所を確保できたのも、一年以上続くパンデミックにより、閉店を余儀なくされた企業があったからでしょう。

MINISOは、中国実業家が日本で2013年設立、ここ最近急成長し、世界中に店舗を広げている中国企業です。


2021年4月10日La Vanguardia紙にて、掲載されていた記事

2021年4月10日La Vanguardia紙にて、掲載されていた記事

 「名創優品は、日本のイケア? 日本のデザインがスペインに到着したよ!」と、スペインの新聞社が記事にしていました。

 IKEAのように、家具は扱っていませんが、家庭で利用する色々なものが揃っています。

 「MINISOは、日本のブランド」と、ほとんどの欧州の人々は、勘違いしているように感じます。

その理由は

1.赤色の正方形の中に白い文字のロゴで、不意に『ユニクロ』が頭に浮かんでしまう。

2.「名創優品」と言う漢字が、外国人には、最後の文字『品』だけ認識できて、MUJIの無印良品と勘違いしてしまう。

3.「MINISO」が、DAISOという発音に似ている。

4.店内の家庭雑貨、文房具、かわいい日常用品などの商品のアイテム&デザインは、日本のものと同じスタイル。


マーベルやカートゥーン ネットワークの人気キャラのオリジナルグッツは、贈り物に人気!

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 ユニクロやMUJIは、欧州では、安定した人気を誇るブランドメーカーで、顧客も多いです。親子全員でユニクロの洋服で買い揃える私の知人もいるくらいです。
 
 私の知人たちは、ユニクロやMUJIの店だと思って、MINISOに入店したと言っています。
 
 以前 友人が、「MINISOって、UNICLO?それとも、MUJI?」って、聞いてきました。

 高品質、自然派志向、コーデしやすいアイテムのイメージが強い≪日本の商品イメージ≫を当初から備え、 MINISOは集客に成功しているのでは?と感じてしまいます。


今やすっかり 欧州にかわいいお弁当箱の存在が浸透している。

今やすっかり 欧州にかわいいお弁当箱の存在が浸透している。

 また、全商品のタグには、日本語で写真の右下の価格の横に「今の生活がすき!だから、名創優品」と、キャッチコピーが標されています。

 「日本のデザインだけど、中国で全て生産しているのよ」と、店員さんが説明してくれて、対応がとても親切。

 また、「ディズニーとも提携して、ミッキーの商品も取り扱っているのよ!」と、誇らしげ。

 お客に対して塩対応の欧州の店員とは思えない丁寧な対応をしてくださいました。

 従業員教育も行き届いているし、かなり、やり手の企業という印象をうけました。

 今後もパンデミックの影響をうけつつも、安価なアイテムと美しいデザインをキープして、事業を展開していくに違いない注目のメーカーですね。


 しかし、色々な国の企業が台頭するのは、素晴らしいことで喜ばしいことですが、日本の企業じゃないのに日本メーカーだと思われているのは、ちょっと…釈然としない気持ちになるのは、日本人の私だけでしょうか。



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