フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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リセウの前でのペドロ・サンチェス首相の行為に対するデモ

リセウの前でのペドロ・サンチェス首相の行為に対するデモ

6月21日の月曜日の朝、バルセロナの目抜き通りランブラスにあるリセウ劇場前に、大勢の人が集まっていました。

スペイン中央政府ペドロ・サンチェス首相が、『未来のプロジェクト』というタイトルの会議を行うため到着するのを待っていたのです。
それにしても、ソーシャルディスタンス精神は、どこに行ったのか?!広い歩行者通りがビッチリ民衆で埋まっていました。


警察の非常線の前で「占領軍と一緒に!」「恩赦と自由」などのスローガンを唱える民衆。

警察の非常線の前で「占領軍と一緒に!」「恩赦と自由」などのスローガンを唱える民衆。

 バルセロナ市民の中には、刑務所内のカタルーニャ独立指導者に対しての恩赦を期待して、『カタルーニャ独立を!共和国は自由だ!恩赦!』などのメッセージを掲げている人もいました。

 首相が到着し、政治的代表者や市民の前で、スペイン全土の未来のためのプロジェクト会議に参加している間も、リセウ劇場の外には、首相の存在をボイコットすると脅迫する独立派の群衆がいました。

 ここカタルーニャ地方は、バルセロナを中心とした独立国家を希望する人が多く、スペイン中央政権から来る政治家には、塩対応になりがちです。


ペドロ・サンチェス首相がスピーチ。6月21日リセウ劇場にてLa Vanguardia紙

ペドロ・サンチェス首相がスピーチ。6月21日リセウ劇場にてLa Vanguardia紙

 ところが今回、集まった群衆のパワーのお陰か。

 ペドロ・サンチェス首相が自党内を含む各方面からの反対を押し切って、カタルーニャ独立運動の首謀者と関与した9名についての恩赦・釈放を強行するようです。

 これには、みんなビックリ。嬉しいのに、何かあるのでは、と素直に喜べないという人がいました。


周りでデモを眺める一般市民も集まっている。

周りでデモを眺める一般市民も集まっている。

 政権は、ここでは 地域住民にとっても、身近な存在であり、自分たちの考えを大々的なデモなどして示し、一人ひとりが政治に参加する彼らの姿勢に、私は感心せずにはいられませんでした。



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