フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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エッフェル塔とセーヌ河畔から発射される花火

エッフェル塔とセーヌ河畔から発射される花火

 7月14日、フランス革命記念日を祝うパリ市民にとって、最大の楽しみはパリのシンボルであるエッフェル塔から放たれる花火です。

 日本と違い、夏は暗くなるのが遅いため午後11時からスタートします。
健康危機とCovid19の流行のため、一般の人々は祝祭に出席できましたが、陰性証明書提示が義務づけられていました。

 しかしながら、7月中は薬局で予約なしでも直ぐに検査を受けることが出来るので、市民にとって、それはあまり負担ではなかったようです。


午後6時30分のエッフェル塔下の花火大会会場の様子。

午後6時30分のエッフェル塔下の花火大会会場の様子。

 開催5時間前に会場に行ってみましたら、既に多くの若者がピクニック気分で食べ物を持参してシートを広げ、友人たちと寛いで談笑していました。

 私は、また後で来ようと思っていましたが、この人数の多さに後からでは場所がなくなりそうだと思い、そのまま彼らと一緒に花火が始まるのを待つことにしました。


エッフェル塔下の「パリ・コンサート」会場

エッフェル塔下の「パリ・コンサート」会場

 午後9時前に、会場に集まっていた市民が総立ちして、国歌である『ラ・マルセイエーズ』を熱唱したのが印象的でした。

 それから、フランス国立管弦楽団は、ラジオフランス合唱団と国際的なアーティストと一緒に夜会のような生演奏を 市民に無料でお披露目してくださいました。その後に伝統的な花火大会が始まりました。


開催直前の観衆の様子。エッフェル塔とエコール・ミリテール軍事学校の建物の間のシャンドマルス広場にて。

開催直前の観衆の様子。エッフェル塔とエコール・ミリテール軍事学校の建物の間のシャンドマルス広場にて。

 花火は、地上からのみならず、エッフェル塔のあちこちから発射されて、とても楽しいものでした。

 下にいた私達は火花が落ちてくるのではないか心配になるくらい、すごい迫力です。

 フランス国内で、最も壮観な花火を体感出来て、観衆は叫んだり 踊ったりして 興奮していました。

 日本の花火と違うところと言えば、途中で休みが全く無く 花火の連打が続き 止まないところでしょう。


 今年は、無事に開催されて、みんなとても喜んでいました。

※ボルドー、マルセイユ、リヨン、レンヌなどの他の都市でも、7月14日の花火大会とそれに伴うイベントを行ないましたが、リール、ナンシー、カルカソンヌなど、感染流行度合いの理由により花火を中止した都市もあります。


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