フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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 フランスの首都パリの魅力は、古き良き時代のものが 現代も当たり前のように存在し 新しいものと一体化しているところだと思う。

 その一つに、約450年前から存在するセーヌ川両岸の「ブキニスト」露店古本屋がある。

 書物がデジタル化したご時勢に、2年は続いているパンデミックがさらに追い打ちをかけ、この仕事を続けようと思う人も減ってきています。


休業中のブキニストの深緑色のボックスが並んでいる。

休業中のブキニストの深緑色のボックスが並んでいる。

 パリのブキニストは長い伝統があります。

 16世紀の印刷の急速な成長により古本市場も発展し、旅行商人が野外で書物を売り始めたのが始まりでした。

 そして、2021年10月8日のパリ市の広報によると、フランスの無形文化遺産にも登録されたそうです。

 パリの貴重な文化的存在のブキニストを残しておきたいという気持ちを、皆が持っているという証拠ですね。


 嬉しいことに、今年は感染予防規制緩和で観光客や馴染み客が訪れてくれたようです。

 多くの人が、足を止めて「何かいいものが見つかるかも」と、見ていく姿がありました。

 店番のオーナーらしき人物は、お客さんが来ても無関心という様子で、本を読んだり、楽器を奏でていたりする人が多く、こちらから話しかけるまで、放っておいてくださるので、気兼ねなく楽しむことができます。


 ツールドフランスの年代物のポスターを発見!

ツールドフランスの年代物のポスターを発見!

 古代から現代の文学作品、古い雑誌や希少価値のありそうなポスターがたくさんあります。

 旅の記念やコレクションにぴったりのものが見つかりそうと探す観光客、セーヌ川散歩がてら覗くパリジャンに、これからも楽しんでもらいたいです。               



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