今年は温故知新 総統府プロジェクトマッピングショー
2022.10.18 up
総統府前の様子
今年も、10月6~10日午後7~9時30分に6回プロジェクトマッピングショーが開催されました。
この期間中、ずっと雨に祟られた格好で、私も撮影に手こずり、3回足を運ぶことになりました。
10月6日の初日に行ってきましたが、蔡英文総統らが出席したセレモニーが行われていた関係で、その舞台と設備が残っており、思うような撮影ができないと判断しました。
最後の様子
真ん中の突き出たところに、「永遠存在的台灣(直訳:永遠にある台湾)」等う文字が上がっていますが、初日の撮影位置だと、一番下の「湾」の字がどうしても切れてしまうので、1回目で撮影を止め、翌7日に再度訪れました。
7日は舞台と設備も撤去され、撮影位置も前日より広がった感じになりましたが、あいにく雨がぱらつく天気で、カメラを濡らしたくない私はこの日も1回で撮影を止め、会場を後にしました。
懐かしの蓄音機
最終日の10日、午後から雨が上がったので、3度目の正直で訪れ、2回撮影してきました。
昨年までのと同様、10~15分程度のものでしたが、内容は「温故知新」といった感じのものでした。
過去の芸術作品が出てきたり、ずいぶん前のカメラや蓄音機が出てきたり、過去に見た映画が出てきたり…と過去を知る者にとっては本当に懐かしさを感じさせるものばかりでした。
映画館の再現
個人的には、過去の映画館再現が趣があっておもしろかったように感じました。上の写真の映画館は、かつての映画館だと思いますが、1960年代の日本の映画館でもこのような感じのポスターだったよなぁ…と思いながら見ていました。
映画「KANO」のワンシーンも
その後、台湾で上映され、ヒットした映画も出てきましたが、個人的には何回も見た「KANO」のワンシーンが入っていて、「お、お~! 懐かしい!」と唸ってしまいました
「KANO」以外の映画も、1961年上映のものから2020年まで上映された作品が23作品登場して、今自分がいる台湾の社会の変化を知るいい機会にもなりました。
さまざまなものを通して「台湾の魅力」に気づき、足元を見つめ直すような企画は、蔡英文総統就任後の総統府1階の展示で反映されていますが、今回のプロジェクトマッピングショーはそれを反映したもののように感じました。
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