メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 さて、流行の発信地ではどのようなものをラーメンとして販売しているのか気になって注文してみました。

 塩ラーメンが一杯150ペソ。これは高級品です。街角のタコス屋さんで二人がお腹いっぱい食べて飲み物もつけられる値段です。


 運ばれてきたラーメンは、全粒粉のような乾麺が茹でられ60度ぐらいのスープをかけられ、刻んだ小玉ねぎの青い部分、シナチク、バラ肉のチャーシュー?煮豚、ゆで卵、缶詰のコーンが乗っています。バラ肉チャーシューはとても美味しかったし、味付けシナチクもこちらでは高価なのに満足いく量入っていました。

 が、スープが残念。温度も出汁もコクも何もなく、ただ塩気を感じるだけ。


 仕方ありません。ラーメンを食べたことのない人が作っているのでこれでも上出来かもしれません。

 それでも、生まれて初めてラーメンを食べる人たちにはこれが物珍しさも加味されて、とてもおいしいと感じているのでしょう。

 食に関してとても保守的なメキシコで、他国の料理を広めるのは厳しそうですが、メディアやインターネットの力も加わって少しずつ広まっています。




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