フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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フランスでは、牡蠣を殻無しで販売しているのを見たことがありません。

フランスでは、牡蠣を殻無しで販売しているのを見たことがありません。

 11月にもなると、フランスのマルシェやスーパーマッケットに、牡蠣がドーンと並んでいます。また、レストランの店頭に牡蠣の仮設スタンドもお目見えします。

 フランス人は牡蠣が大好きで、この時期に、食べない人がいないのではないだろうか?と思えるくらい、大きな箱に入った牡蠣を持った人を見かけるようになります。

 美食国家フランスの牡蠣は、特別?っと思いきや、北海道でよく食べる牡蠣と同じような形と味。

 牡蠣というのは、どこも同じで美味しいのだと納得して食べていたら、ブルターニュ出身の親戚の方が、「それには、訳があるんだよ」と、教えてくれたことがあります。

 『1970年代初頭にフランス沿岸でポルトガル産のカキが大量死したことがあって、その当時、仙台のカキ養殖業者がカキの稚貝を提供してくれて、フランスのカキ養殖が助かったんだ』というのです。

 ということは、私が今までフランスで食べてきた牡蠣は、もとをたどると日本?!


 牡蠣は、紀元前ローマ・ガリア戦争前後にノルマンディ海岸からローマ人を通してフランスに来たそうで、フランスでの歴史はとっても古いです。

 それから14世紀にルイ14世が毎日朝食で食べ、その後も王族が好んで食べ、 いわゆる『王のテーブル』に並んだ食材だったようです。

 現在、生牡蠣はアぺリティフや前菜として 白ワインと一緒に楽しまれています。

 また、クリスマスに向けて、まだまだ楽しめる牡蠣なので、

 今度は、違う種類を挑戦してみようかなと思っています。





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