台湾

台湾:台北

小川 聖市(オガワ セイイチ)

職業…日本語教師、ライター

居住都市…台北市近郊の新北市(台湾)

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沖縄での使用開始を記念して作られたスーパー悠遊カード

沖縄での使用開始を記念して作られたスーパー悠遊カード

 以前紹介した台湾の「悠遊カード」。
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=202291821111

 「沖縄で年内にも使用可能になる」と触れましたが、11月7日から使用可能になることが発表されました。

 この発表記者会見が、10月23日に開催中だったTouch the Japan Festivalというイベント会場に設置されたステージで行われました。

 今回はその会見の様子だけでなく、「悠遊カード」がどのような形で使用可能になるか、紹介していきます。


三線奏者の曽健裕さん

三線奏者の曽健裕さん

 記者会見は、三線奏者の曽健裕さんと和太鼓奏者の熊谷新之助さんらによるエイサー太鼓の共演から始まりました。

 歌と太鼓でウォーミングアップといった感じでしょうか。


来賓による鏡割り

来賓による鏡割り

 その後、来賓による日本式の鏡割りが行われましたが、柯文哲・台北市長(左から3人目)は慣れていなかったようで、終始戸惑い気味でした。

 この後にあいさつが行われましたが、上の写真で柯市長の左側にいる日本台湾交流協会・台北事務所の横地晃副代表が台湾語でスピーチを行い、場内は大盛り上がり。加えて柯市長の右側にいる悠遊カード会社の陳亭如代表が英語でスピーチするという、過去にない国際色豊かな会見になりました。


マジシャン「ジェイソン」こと張

マジシャン「ジェイソン」こと張

 会見の締めに登場したのはマジシャンの張筌甯さん。

 沖縄にちなみ、1万円紙幣を使ったマジック、空の箱から沖縄の名産品が登場するマジックなどを披露し、PRに余念がない様子でした。


会見に携わった悠遊カード会社のスタッフたち

会見に携わった悠遊カード会社のスタッフたち

 気になる「悠遊カード」の沖縄での使い方は、以下の通りです。

・チャージは台湾元のみ可能、日本円は不可
・チャージの上限は、1万元(約45694円)まで
・使用可能なところは、沖縄県内の琉球銀行と提携している2000ヵ所以上
・支払いの際のレートは、消費時のおよそ10分前の為替レート
・支払いの際の手数料は不要

 以上の点を振り返ると、「(悠遊カードは)台湾でしかチャージできないの?」となります。

 従来の悠遊カードなら、台湾でしかチャージできません。しかし、1枚目の写真のスーパー悠遊カードなら、「EasyWallet App」というアプリをダウンロードしていれば、スマホを使ってどこでもチャージが可能になります。

 これにより、台湾人が沖縄旅行で財布に小銭を貯め込みたくない時に、悠遊カードを使うことも可能ですし、日本人が台湾滞在時に悠遊カードを買い、チャージしたまま日本へ持って帰ってきた場合は、沖縄旅行の際に使って残りの金額を消費することも可能です。

 スーパー悠遊カードは、先月販売されたばかりの新しいカードですが、今後駅などで販売されている旧来の悠遊カードは、少しずつスーパー悠遊カードに変えていく方針である、ということで、利便性はさらに増すと見られます。

 今回は沖縄ですが、台湾人観光客が増えた際は、沖縄以外(特に北海道)でも悠遊カードが使えるようになることを祈ります。


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